なりたいリップは見つかった? AIKO ONOさん厳選、2023年夏の本命リップ12選【まとめ】
数年ぶりにリップメイクを謳歌できる夏がやってきました。大きな笑顔で、唇にはとびっきり魅力的なカラーをのせてこの季節を満喫しましょう! オトナミューズのメイクを牽引するメイクアップアーティスト、AIKO ONOさんが12本のリップを厳選。合わせるコーデやメイクのアドバイスも参考に、イッキ見しちゃいましょう!
1.エルメスのオレンジピンク
体温を感じる柔らかなオレンジピンクの中に多彩なパールがきらめくリュクスなリップスティック。「透明感あふれる発色でどんなコーデとも相思相愛。リップクリーム感覚でカジュアルに直塗りするだけで、こなれ感を纏えます。柔らかな唇のムードを引き立てながら表情にメリハリをつけるべく、ブラックのラインでアイコンシャスに仕上げるのがオススメ。カラフルなパッケージはそれだけで“ファッション”に」(AIKO ONOさん)
2.SHISEIDOのフューシャピンク
パステルカラーのブラウスにフューシャピンクの唇を合わせて大人のポップを満喫。「輪郭をきちんと取りながらオーバーめに塗って、80年代チックにぽってりさせるのが初夏の気分。リップをメイクの軸にして一番最初に塗ると、全体のバランスがとりやすいと思います」。つるんと軽やかなツヤでストレッチ感が高いから、おしゃべりがどんなに弾んでもキレイな発色のまま! パックのように唇にうるおいを閉じ込めてくれるところも大人に嬉しい。
3.スックのマーブルブラウン
シックなブラウンとシアーなライトグリーンがマーブルを描くリップは、オパールの揺らめきからインスパイア。「質感と明度の異なる2色が混ざり合うことで生まれる柔らかなツヤのニュアンスは、テクニックいらずでヌケ感が狙えるところが秀逸。唇全体にトントンとタッピングしたら上下の唇を合わせてなじませ、仕上げにリップの先端で輪郭をなぞって整えて。眉やアイライナーのトーンをリップと合わせて統一感を持たせると、スタイリッシュに」
4.ナーズのオレンジレッド
滑らかなテクスチャーと大胆な発色で人気のマットリップから、夏の訪れを歓喜するかのようなオレンジレッドがお目見え。「唇全体に直塗りしてからティッシュオフ。その後、輪郭のラインも含めた唇全体をスティックの先端でトントンとタッピング。ふんわり染まるまで繰り返すと縦ジワレスに。まぶたとチークをシアーなオレンジで彩ってハイセンスな一体感を」
5.ディオールのキラキラゴールド
シマーブロンズのプランプアップグロス。「太陽が反射して瞬くラメの存在感と透け感がドラマティック。チップで中央から両端に広げるだけでこなれ感が漂う名品。素の唇の血色感をほんのり透けさせて、女っぽさをじんわりと滲ませて」。約90%がトリートメント成分で、おしゃれしながらケアできるのも便利。デイリーにいつでもバッグにインしたい!
6.イヴ・サンローランのピーチローズ
1本でケアもカラーもツヤもコンプリートできるフレッシュなピーチローズのハイブリッドリップは、トレンドのピンクのワードローブとウルトラマッチ。「ミラーレスでカジュアルに直塗りするだけで、唇がぷるん。眉に唇とお揃いのピンクをそっと浮かべて、上まぶたにはリップのツヤとリンクするきらめきのシャドウをオン。計算ずくのミュートメイクで今っぽく仕上げて」
7.アディクションのディープローズ
ワンストロークでふっくらツヤめく唇にスイッチできるセンシュアルなディープローズ。デイリーにはもちろん、ちょっぴりかしこまった日のメイクでもモードな品格を授けてくれる。「唇全体に直塗りしてはみ出した部分を綿棒で拭ったら、上下の唇を“ん”と合わせて“パッ”と離してなじませて。パープルのアイブロウをリップと共鳴させれば、顔つきが凛!」
8.RMKのピーチベージュ
唇をふんわりぼかしながら彩ってくれるスムースヴェルベット質感のモダンなリップスティック。「ピーチのニュアンスをはらんだヌードベージュは肌色に溶け込むようになじんでトーンアップしてくれるところが優秀。スルスルとしたテクスチャーを楽しみながら唇全体に直塗りするだけでシックに華やぐ表情に。ブラウンのチークをサイドから内側にシェードっぽくのせてほんのりタイトにするテクニックも、印象のブラッシュアップに一役」
9.ジバンシィのクールベージュ
マットでありながらみずみずしさを湛えた端正なヌードベージュ。優しいピンクのニュアンスが可憐なエッセンスもプレゼント。「さり気ないのに洒落感があって、いつもの毎日がサラッとモードに。とろけるような塗り心地でムラにならないところも買いな1本。全体に直塗りしてから輪郭をポンポンぼかすようにタッピングするとマシュマロみたいにふんわり。下まぶたにうっすらピンクのアイシャドウをなじませてトーンが繋がるように意識」
10.クレ・ド・ポー ボーテのコーラル
密でクリーミーなテクスチャーで唇をカラーリングしながら潤いでラッピング。マットでありながらしっとりとしたつけ心地のビビッドなコーラル。「チップで輪郭をなぞってから、唇全体に指でポンポンとなじませてリキッドを密着。シンプルなコーデにリズムをつけてくれるキャッチーなカラーは、アクセサリー感覚で1本持っておくのが正解。時間がない朝も一瞬でドラマティックな顔つきになれるタイパのよさも一度使うときっとトリコに」
11.フジコのレッド
“独占欲”と名付けられたローズレッドのプランプリップは主役級の存在感。オイルウォーターティント処方でぷっくり感とキレイな発色が続く。「ちゅるんとした質感はマスクフリーの時代に突入してまず最初に手に入れたい。ジューシーな発色がどんなコンディションの日もフレッシュな表情に一新。唇の内側から外側に向かってぼかすように広げるだけで、カジュアルなロックTにもクラス感を宿してくれます」。プライス以上の実力をその唇で感じて。
12.シャネルのビビッドオレンジ
ゴールドパールの輝きを秘めたルミナスマットなブライトオレンジ。「リュクスな発色のスティックを唇の上で軽快にタップさせてカジュアルにドレスアップ。リラクシーに纏うほど、初夏の日差しに寄り添う軽やかな仕上がりが狙えます。ブラックのアイライナーをシャープに引いてまなざしに意志を宿すのも忘れずに。ピンクのチークをふんわり纏って、肌色と唇のコントラストをマイルドにすることで、キャッチーな唇がこなれて映るから、不思議」
photograph:MOTOFUMI SANNOMIYA[TRIVAL](model), KAZUTERU TAKAHASHI[KONDO STUDIO](still) / styling:AKIKO KIZU / hair:KEIKO TADA[mod’s hair] / make-up:AIKO ONO / model:REINA ASAMI / text:RINA ISHIBASHI
otona MUSE 2023年6月号より