35歳を過ぎたら、女性ホルモンと上手に付き合おう【オトナミューズ“女ホル部”】スタート!
女性ホルモンの変動と共に、日々うつろっていく私たちのからだ。ミューズ世代はそのバランスが崩れ始め、さまざまな不調を抱えがち。そこで、みんなで上手に付き合っていくために、“女ホル部”の活動を始めましょ♡
美容家・山本未奈子さんに聞く
女性ホルモンとの上手な付き合い方
女性ホルモンのアンバランスが引き金となり、絶不調にまで陥ったという山本未奈子さん。経験者ならではの切実でリアルな声をまず聞いて。
40歳を過ぎたころに、ふと生理不順が気になって。病院を受診したら、まさかの更年期症状だったんです。その後だんだんと、不眠やめまい、耳鳴り、頭痛、肩こりなどの症状が出始めたものの、女性ホルモン由来の原因だとは思わなかったんですよね。「仕事のし過ぎかな」「子どもに手がかかるからよね」と思い込んでしまって、「もっとちゃんと頑張らないと!」と自分を奮い立たせたりもしました。4年後、どうなったかというと更年期うつを発症。2カ月間ずっと寝たきりで、大好きな会社は半年間休職しました。
そこまでひどくなる前になぜ気づけなかったんだろう、と今になって悔やまれますが、そもそも40歳前後のミューズ世代は、何かと頑張れちゃうんですよ。でもね、35歳を超えたからだの中では女性ホルモンの分泌量が乱高下していて、その影響が小さな不調として多発している状況。とてもじゃないけど今までと同じ生活をしていたら太刀打ちできないんです。だから皆さんには、今日から当たり前に自分を最優先してほしいし、今すぐ手厚いケアをし始めてほしい! 十分な睡眠を取る。腸活をする。ささやかなアプローチでも積み上げた効果は大きくて、今の私は絶好調。しかも今だけではなくて、5年後、10年後の未来も明るいはずです。健やかな美しさを一緒に更新しましょう!
Illust:AKIKO HIRAMATSU text:AKIKO NISHIMURA
otona MUSE 2024年5月号より