ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃうという方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でオススメしますよ～。

『愛の不時着』をはじめとするネトフリ韓国作品の多くは、じつは本国ではケーブルテレビ放映のシリーズもので、1話80分前後で15話以上と超長いのが玉に瑕（面白いけど）。でも、『イカゲーム』は純粋にネトフリオリジナルで、なんと最短エピソードは32分、最長でも62分で7話で完結とコンパクト！ し・か・も、韓流＝ベタなラブロマンスのイメージとは真逆の、謎が謎を呼ぶサバイバルサスペンス。借金で首が回らなくなった人が、何者かに集められて、命がけの一攫千金ゲームをするってお話。そう、似てるものが一つありましてね。『カイジ』よ、カイジ！ ほら、ざわ…ざわ…するでしょ!! でも、あれよりもコンパクトでわかりやすいキャラ設定に、エピソードごとに必ずあっと驚く見せ場あり。たとえば、第1話で主人公がメンコゲームする、ちょい役の相手は『トッケビ～君がくれた愛しい日々～』のコン・ユですよ！ サバイバルゲームの緊迫感を保ちながら、韓流ファンの心もつかんであっという間に世界観に没入よ。