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【ネタバレあり解説】観る前から偏見で語ってしまった人ほど本編観て!『プラダを着た悪魔2』

文句言う前に本編観て

よ、ようやく! 昨年撮影が告知されてから待ち続けてきた『プラダを着た悪魔2』がようやくお披露目〜! あのですね、先に申し上げておきますと、2006年の前作は絶対に観ておいたほうがいい。観ていない人で「もう映画館予約しちゃった。まにあわな〜い」って人は、映画館から帰って速攻で06年版を見直す時間を作って下さい。命令です。

 

その理由は、前作のキャラがそのまま年を重ねた設定で出てくるから、だけじゃないのよ〜。今回ネタバレは薄めでいきます。あまりにも言わなきゃいけないこと多過ぎなので、来週もう一回深堀りします(しつこく食らいつきます)。

うしろにちらっと写ってますが、今回はディオール様が大フィーチャーされます。

まず、音楽。今作も前作同様にセオドア・シャピロのスコア&「ヴォーグ」をはじめとする歌ものが使われます。たしかにマドンナ様の「カモン、ヴォーグ!」の声を聞いた瞬間、気分バクアゲになるんですが、ここで言いたいのはスコア。前作でのスコアがおしゃれな効果音的な役割だとばかり思っていたあたし、バカバカバカ。シーンごとにアンディの気持ちを表現しているあのメロディ……といってもなんとなくしか思い出せないでしょう。それでいいんです。なんとなくで。

 

そのなんとなくの感覚をもって今作を観たらべっくらこくわよ。同じメロディを使いながら、ものの見事にアップデートされたサウンドにしてるのよ! なので、アンディやミランダが出てくるシーンでは音楽に注目。いや、注目しないでも「あ、このメロディ!」って、ついニマニマしちゃうから〜。だって、冒頭シーンなんてくもった鏡をふきふきの歯磨き……って前作と同じで、あの曲よ(電動歯ブラシになりましたが)!

 

ちなみにセオドア・シャピロって、アン・ハサウェイの『マイ・インターン』(15)や、プラダと同じテーマの『LIFE!/ライフ』(13)も手掛けてるのよね。これらを観たことある人は分かると思うんだけど(どっちもいい映画だから観て!)、歌ものとスコアのバランスとサウンドの使い方が絶妙なのよね〜。

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WRITER

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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