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【ネタバレあり解説】BL売りすな! と言いたい。大賛辞を送りたいNetflix『ソウルメイト』

で、琉とヨハンはそんな関係になっていくのよ。出会いは最悪だったけど、お互いの状況や彼らの周りにいる親密な人達との関係性、それにタイミング。これが全部揃っても、10年かけて育んだ関係性があったからソウルメイトになっていくってお話。こんな長いスパンのお話、ほぼほぼ大河ドラマ級。なので、よくこの企画通ったわ……って思うわけです。

 

で、大賛辞を送りたいのが、水上くんが演じた新のパート。これ、モデルにしたかどうかは分からないんだけど、本当にあった事件を思い出さずにはいられないのよね。それがアウティング(実際の事件はちょっとググると出てきますが、とんでもない事件&悲劇)。合意のないところで秘密にしていたことを広められてしまうこと、最悪じゃないですか。セクシュアリティだったりからだの状態だったり病気だったり、悪意がなかったとしても合意なきところで広めるのは、マジで一発アウト。あたしもありましたよ……そういうこと。いじめと一緒で、やったほうは覚えてなかったとしても、やられたほうは一生残る傷になるの。本編ではかなりドリーミーな結果を出してくるから、けしからんという人がいるのも納得。なんだけど、この要素は今こそ伝えないといけないことだと思うのです。なので、観てね。

Netflixシリーズ『ソウルメイト』公式

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WRITER

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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