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約10年ぶりにT.O.Pが日本ファンの前に登場!ファンミーティング【RE:UNION】へ行ってきました

約10年ぶりにT.O.Pが日本ファンの前に登場!ファンミーティング【RE:UNION】へ行ってきました

つ、ついに、あのT.O.Pが日本のファンの前に戻ってきました! 2026年7月9日、横浜ぴあアリーナMMで開催されたファンミーティング【RE:UNION】。別れがあれば、再会がある。この日をどんなに待ちわびていたことでしょう(泣)。T.O.P(以降ここでは慣れ親しんだ“タプさん”呼びで失礼いたします)が、私たち日本ファンの前で最後にライブを行ったのは2016年12月29日の京セラドーム。それ以来、実に10年ぶり。正直、イベント当日までは「やっぱり夢ではなかろうか?」と何度も思い、全く実感が湧きませんでした。そもそも今回のイベント自体、日本公式ファンクラブ「TOPSX JAPAN」の会員を対象に1万人のファンを無料で招待するという、にわかには信じ難い、まさに夢のような企画。でも、いざ当日を迎え、ドレスコードである「赤」を纏う同志たちであふれ返る会場に着くと、ふわふわしていた感情が一転「本当にタプさんに会えるんだ!」と急に現実味を帯びてきて、胸の高鳴りなんてものじゃなく、激しい動悸がしてまいりました。ちなみに私が年に何度も渡韓したり、ライブに行ったり、韓国語を習ったり、Kカルチャーに沼入りした全ての始まりが、タプさん。圧倒的な存在感とビジュアル、低音のイケボ、でも天然で面白くて、少年のように繊細なハートを持っていて……、たちまちタプさんワールドに吸い込まれていったのです。

 

手紙の朗読から始まった「感動の再会」

©︎TOPSX JAPAN

開演時刻の18:30、ティザーが流れ始めます。シネマティックに映し出された車内でのインタビュー、一人ステージを遠くから見つめる姿、長い時間を経て再びファンの前に立つというストーリーを感じさせるそんなプロローグに、早くも感情が崩壊。そして、会場中が息をのむように映像を見つめる中【RE:UNION】というタイトルが大きく映し出されると、映像の余韻を残したままタプさん本人がステージに登場! 上品に艶めく黒のスーツに身を包み、胸もとには赤い花を飾って……。それはライブ時のアゲアゲ衣装とは異なり、まるで久しぶりの恋人に会いに来たスマートな正装といった出立ち。そしてその表情からは緊張している様子がうかがえました。10年ぶりの再会にファンからは絶叫に近い歓声が上がるも、いわゆるファンミーティングとは違う独特な雰囲気に皆すぐ静まり返り、タプさんが自筆の手紙を読み上げるところからイベントがスタート。

 

10年前、ステージ上でしばしの別れを告げたことを振り返り、そのとき交わした「必ずまた会いに戻ってくる」という約束を果たすまで長い時間がかかってしまったこと。この10年間はアーティストT.O.Pではなく、一人の人間チェ・スンヒョンとして自分自身と向き合い、自由で気楽に感じるときもあった一方、孤独で寂しい時間でもあったこと。ファンの皆が自分に注いでくれた無条件の愛がどれほど大きく尊いものだったかを改めて思い知り、音楽だけは作り続けてきたこと。この10年をどう過ごしていたのか、何を想っていたのか、苦悩も含め自身のことが赤裸々に綴られていました。そして「今日また勇気を出して皆さんの前に立つことができたのは、ずっと忘れずに待っていてくれた皆さんのおかげ。本当に会いたかったです。ただいま」と、感謝の気持ちで手紙の最後を締めくくりました。そんなタプさんの心からの言葉と純粋な想いに触れ、横から、前から、後ろから、すすり泣く音が響き、もちろん私も例外なく涙がじんわり。通常このようなイベントでの手紙は、終盤に持ってくるケースが多いけれど、あえて手紙の朗読から始めたのには、まず最初に自分の想いを伝えたい。そうしなければ、この会は始められない。そんなタプさんの決意と覚悟の表れだったのだと思います。

 

そのあと始まるトークショーのMCを務めたのは、韓国アイドルや俳優のイベントに引っ張りだこの古家正亨さん。さすがの話術で「ここが今日のピークです」と、それまでの神妙な空気を軽やかに変え、和やかなムードを作ります。親交の深い古家さんを迎えて、タプさんも少し緊張がほどけてきたのか「ここからは気楽に楽しんでほしい」と、セットのソファに横たわるポーズを取りながら笑いを誘い、穏やかなトークタイムへ。

ファンを無料で招待! 異例のイベントは恩返しを込めた再会の場

©︎TOPSX JAPAN

トーク内容は4月にリリースされた1stフルアルバム「ANOTHER DIMENSION」について、NETFLIXシリーズ「イカゲーム」の出演で再びファンの前に立つことができた喜び、豪華製作陣によるMV制作秘話、俳優のNANAを交えてモッパンを披露したYouTubeチャレンジ……と、私たちファンが知りたかったことを次から次へと古家さんが引き出します。

 

とくに印象に残ったのは、楽曲、そしてファンと真摯に向き合うアーティストT.O.Pとしての姿勢や信念といったもの。ファンの皆に新しい何かをプレゼントしたいという想いで作られたアルバム「ANOTHER DIMENSION」には、アーティストとして歩んで来た20年が凝縮されていると言い、自分の全てをさらけ出すことから始まり、それを乗り越え、次のチャプターへと向かう新たな決意までが込められている。だから1曲目から最後の11曲目まで順に聴いていけば、チェ・スンヒョンという人間のアイデンティティといったものが整理されていく、その過程を知ることができる構成に。音楽で現在(いま)の自分を示し、伝える。そうなると、私たち受け取る側にもゆっくり消化する時間が必要なんじゃないか?とタプさんは考え、音楽番組への出演なども見送ったんだそうです。そんなこととはつゆ知らず、カムバを果たしたとき「タプさんの姿をたくさん見たいんだから、プロモーション活動してよ~」と、少し不満にも思っていたけれど「私たちが1曲1曲を咀嚼する」その時間までをも大切にしたタプさんの想いを今回初めて知り、また強く心が打たれたのでした。

 

ひたすらにファンのことを想うその心は、まさにこのイベントを異例の“全席無料招待”とした背景にも表れています。10年ぶりの再会をどう迎えるべきか、長く悩んだことを明かし「その長い時間をただ黙々と待ち続けてくれた日本のファンに恩返ししたいと思ったところ、“無料招待“という形に至った」という。ファンに対する深い感謝の気持ちが、今イベントの実現となり、恩返しを込めた再会の場に。

期待度高まるこれからの予定も続々と発表

©︎TOPSX JAPAN

ファンへの感謝の気持ちを何度も何度も伝え、飾ることなくありのままの心境を語ってくれたあと、話題は今後のビジョンについて。この日一つ目のサプライズとして披露されたのがアルバム「ANOTHER DIMENSION」の収録曲「STENDHAL SYNDROME」の新作MV。自身の幼少期を投影した愛らしいキャラクター「MOJIRI」を主役としたアニメーションで、その仕上がりはタプさん自らも大絶賛するほど美しいアートムービーに♡  アルバム制作においては、なんと2nd、3rdまですでに完成していて、現在はディテールを詰める作業に入っていることを報告。自身のことをまとめた1stアルバムとは異なり、2作目は個人的な視点ではなく社会にテーマを広げ、今を生きる全ての人たちに向けた内容となっていて、今作よりクレイジーなラップもあり「次は音楽とともに楽しんでもらえるステージにしたい」と意欲満々。すでに「T.O.P PRE-STUDIO 2026」と題したツアーが決定していて、8月、香港からスタート。日本は11月6日のトヨタアリーナ。そう、タプさんの誕生月にまた戻ってきてくれるのです♡

 

嬉しいニュースが続々と発表され、もう充分すぎるほど胸がいっぱいなのに、なんと、予定になかったラップパフォーマンスまで披露するBIGサプライズが! 久しぶりに生で聴くタプさんの低音ラップにまたまた感動(泣)。マイクの握り方、直立スタイルで音に乗る姿、あぁ、変わってない♡  10年の空白を感じさせない圧倒的なオーラがそこにはありました。タプさんとファンが一体となる演出も満載で、タプさんに選ばれたベストドレッサーの方々がステージに上がり、直接コミュニケーションを交わす場面も。

 

イベントが終盤へと進む中、今度はファンからのサプライズ映像が上映される一幕もあり、じっと見入るタプさん。そして、極めつけは客席正面に大きく浮かび上がった「ヨウォニ ハムケ へ(いつでも一緒だよ)」のメッセージ。このときはもう涙を必死にこらえていたのか、ただただその様子を静かに見つめ、少しの沈黙が続きました。そして、出てきた一言。「約束します」。「約束」という言葉が持つ重たさを誰よりも知っているからこそ、この一言にはタプさんの誠意、感謝、愛、覚悟、すべてが集約されていたような気がします。

 

最後は感謝の気持ちを直接伝えるべくスージを降り、ファンのもとへと歩み寄ります。アリーナの客席、スタンドの客席、隅から隅までできる限り多くのファンの目を見て挨拶しようと広いアリーナを一周するタプさん。その誠実で美しい心を目の当たりに感じたフィナーレです。

 

今回の【RE:UNION】は単なる復帰イベントではなく、タプさんとファンが互いに感謝の気持ちを交わし合えた大切な時間。この日のタプさんは、クールでシュールなタプさんではなく、ファンから大きな歓声が上がれば照れ笑いし、穏やかで柔らかな表情で自身の想いを一生懸命に明かしてくれた素のタプさん。この瞬間に立ち会えたこと、感謝しかありません。

 

古家さんとの軽妙なやりとりの中で、タプさんの天然な部分、変わらない面白さも随所に垣間見られ、タプ節が炸裂していました。まさに笑いあり、涙あり。最初から最後まで愛と感謝の言葉にあふれた、心温まるファンミーティング。10年の時を経て素晴らしい再会の場を用意してくれたタプさん、本当にありがとう! そして改めて、

タプさん、おかえりなさい。

 

今回のファンミーティングの模様は、9月12日(土)21時からCSテレ朝チャンネル1で放送される予定で、9月19日(土)23:59までの1週間は見逃し配信も! 当日足を運べなかったファンの方はもちろん、そうでない方も自然体のタプさんを見たらハマること間違いなしです♡

PROFILE

 T.O.P(トップ)

2006年8月、BIGBANGのメンバーとして韓国でデビュー。グループ活動を通じ、アジアをはじめ世界中で絶大な人気を獲得。圧倒的な存在感と重厚なラップスタイルで、K-POPのグローバルな躍進を牽引し、ソロアーティストとしても「Turn It Up」「DOOM DADA」などの作品を発表。

 

2026年、約13年ぶりとなるソロアーティストとしての本格的な活動を再開。

 

4月に1stフルアルバム『ANOTHER DIMENSION(多重観点)』を発表、世界15カ国のiTunesで1位を獲得。発売初日には Spotifyで約147万回のストリーミングを記録し、今年のK-POP ソロアーティストによる最新記録を更新した。さらにデジタル音源の成績のみで米ビルボード「ワールド・アルバム・チャート」で 20位にランクイン。

 

俳優としては、映画『戦火の中へ(71 INTO THE FIRE)』で数々の新人賞を受賞し、また『IRIS』『タチャ神の手-』などの話題作に出演。さらに世界的ヒットシリーズ『イカゲーム』シーズン2への出演でも大きな注目を集めグローバルな存在感をあらためて示した。音楽、映画、アートの領域を横断しながら、唯一無二の表現を追求し続けている。

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WRITER

WRITER/EDITOR。雑誌の編集やインタビュー記事のライティングのほか、著名人の書籍制作、アパレルブランドなどのカタログディレクションも。韓国カルチャーが大好きで、のらりくらりと韓国語を勉強中♡

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