【ネタバレあり】『キューティ・ブロンド』好きなら絶対に好きになる! 前日譚のアマプラ『エル』
へこたれないキャラのエルは一日して成らず
2001年の大傑作『キューティ・ブロンド』は、『プラダを着た悪魔』と同じくらいリピっているお気に入り。マジで元気出るんすよ、これ。全身ピンクでスーパー前向き女子のエルが、彼氏の進路とオソロにするためだけでハーバード・ロースクールに進学(入れちゃうところもすごいんだけど、自己PRビデオがこれまたすごい)。で、全身グレー族に囲まれて浮き放題浮いている彼女が、持ち前のカンのよさと気立てのよさで、学生の身分ながら弁護に成功しちゃう、というサクセスストーリー。いや、マジでいい映画なんで、Prime Videoで観てくださいな。というか、これもいずれ深堀りするわ。

LAライフを謳歌するエル。シアトルではママだけが頼りに……。
で、今回はその前日譚となる『エル』。エルちゃん、90年代の高校時代はどうしてたか、ってお話なんですが……『キューティ〜』が好きなら絶対に好きになるのですよ。だって、エルは一日にして成らずってことを描いてるんだもの!
ビバリーヒルズにお住まいのエルは、いわゆるセレブ高校生(これまたビバヒルとか『The OC』とか好きな方にはぶっ刺さる設定)。コスモポリタンを愛読し、ファッションが大好きだから放課後はロデオドライブでお買い物。そんな彼女が、パパの仕事の都合でシアトルへ……えっと、当時のシアトルはオルタナ系大全盛期のサブカル聖地でしてな。音楽はニルヴァーナ、ファッションはバナリパ、真っ向から合わないカルチャーの地へ放り込まれちゃうんですよ。で、うまくいくはずもなく、『キューティ〜』のときよりも経験が浅いから前向きキャラにも限度あり。でも、数々の失敗を経て成長していくという物語ですの。
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。










