【ネタバレ有】スピルバーグ、既に宇宙人と会ってたんでは? 映画『ディスクロージャー・デイ』
宇宙ってロマンよねー。でもリアル
ようやく言えるわ〜。スピルバーグ御大の最新作『ディスクロージャー・デイ』のお話! これね、じつは公開前はかなり厳しくレビュー制限されていたんだけど、公開されたらこっちのもんよ。一言いわせていただきますと、スピルバーグさん、あんた宇宙人に間接的にでも会ってるね! っていう映画です。
みなさん、彼の監督初期作『未知との遭遇』(77)ってご覧になったことあるかしら? 各配信会社で観られるので、ぜひともこちらもチェックしていただきたいんですが、そもそもスピルバーグは若いころから、UFOや宇宙人(というか、宇宙から来た生命体)になみなみならぬ興味を寄せていたんですよ。で、『ディスクロージャー・デイ』とこの映画を並べたかと申しますと、思い切り地続きになっている作品だからです。

マーガレットさん覚醒の瞬間。この鳥が舞い込んでから、突然ロシア語や韓国語を話し始めます。
『ディスクロージャー・デイ』はこういうお話。お天気キャスターのマーガレットは、ある朝突然にあらゆる国の言語を無意識に使い始め、生放送のときには意味不明の擬音を出して大騒ぎ。ところが彼女自身は無意識でしゃべってるので、自分がどういう言葉を発したかも気づいていません。一方、サイバーセキュリティ専門家のダニエルは、自分が勤めていた組織から機密情報を持ち出して逃亡。この2人は、何者かに引き寄せられるように……。
はい、きました! ここです、ここ! この「引き寄せ」なんですが、『未知との遭遇』からスピ御大が提言している宇宙人コンタクトの基本のキなんですよ。なんだかよく分かんないけど、どうやら子どものころに何かを体験していて、それをシェアする誰かと何かでつながっている、っていう感じ。今やSFではアルアルな話なんですが、『未知との遭遇』はまさにこの話だったのね。なので、観たほうがよろしくてよ(ただ、50年弱前の映画だから古臭く観えるのは御愛嬌)。
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。
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