横尾忠則、寺山修司、三島由紀夫。60年代アングラに迫るドキュメンタリー映画『日本前衛派の開拓者』

映画ライター・ムービージャーナリストのよしひろまさみちさんが、今月もマストな映画ニュースをモリモリお届けしますよ〜。
歴史に残すべきドキュメンタリー
『日本前衛派の開拓者』
11月7日より、全国順次ロードショー
60年代から始まり、今もアートとして人気の高い日本の前衛芸術。演劇、映画、写真、舞踏などなどさまざまなジャンルが、同時多発ながらもそれぞれに成熟したことや、アングラと呼ばれていたメインではないカルチャーだけに、体系的に分かりやすく俯瞰した資料が少ないのも日本アバンギャルドの特徴。『日本前衛派の開拓者』は、そんなカオスの前衛芸術を、アーティスト本人や彼らの周辺人物、当時の映像資料などでまとめたドキュメンタリーです。監督は寺山修司の演劇とそのアートワークなどに惚れ込んだことをきっかけに、このジャンルに精通した人。アングラのカオスの全体像を残す、歴史的な作品になっています。




story_戦後高度成長期の真っ只中だった1960年代日本で花開いた前衛芸術。寺山修司とその周辺人物のアートワークに魅了されたフランス人監督の視点で、アーティスト本人はもちろん、このジャンルのキュレーターたちに迫ったドキュメンタリー。

監督:アメリ―・ラヴァレック/出演:横尾忠則、森山大道、荒木経惟、田名網敬一、細江英公、川田喜久治、寺山修司、土方巽、大野一雄 ほか/配給:オンリー・ハーツ/公開:11月7日より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー
© Circle Time Studio, 2025
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text : Masamichi Yoshihiro
otona MUSE 2026年12月号より
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。
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