CULTURE

ついに最終回! ドラマ『神の雫/Drops of God』は漫画の実写化の大成功例【よしひろまさみち】

神の雫

ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。

よしひろさん、「きのう何観た?」
Huluオリジナル『神の雫/Drops of God』

髪の雫

監督:オデット・ラスキン/脚本:コック・ダン・トラン/原作:亜樹直(原作)、オキモト・シュウ(作画)/出演:フルール・ジェフリエ、山下智久 ほか/配信:Huluにて独占配信中 ©Hulu Japan

★ワインお好きな方へ★

あーん、もう終わっちゃった〜! 最近、あたしが毎週の更新を楽しみにしてたのはHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』。そーです、アジア各国はもちろん、欧米でも翻訳されてヒットしたコミック『神の雫』の実写ドラマ化! これねー、原作が超好き。ワインの権威が遺した遺産をめぐって、後継者争いのテイスティングテストが繰り広げられるんだけど、出てくるワインが実際にある銘柄。ワインをよく分からなくても「え、そんな素敵な味なら飲んでみたい!」と思わせる、好奇心くすぐりまくりの物語だったのよ。それを海外プロダクションでドラマ化したのが本作。で、先週金曜が最終話の更新! えーん! で、ミニシリーズなのでおかわり視聴。


原作が好きだからこそ言えるんだけど、このドラマ化は本当に大成功例よ。舞台の半分を日本にして、原作へのリスペクトはもちろんあるんだけど、うまいこといろんなところをアレンジしているの。たとえば、2人の日本人男性だった主人公をフランス人の女性と日本人の男性にしたり、原作にあった親子の確執を広げたり。あと、ワインは架空の銘柄にしてるのもポイント。コミックでは実際の銘柄を使ったことで、ワインの売上があがった、なんてことが起きたんだけど、物語の本質はそこじゃないもの。ドラマに没入できるように、ありそうでない銘柄をいちいち作ってるのね。マジ最高。酒がすすむわー(それは違う)。

 

 

神の雫

山P、なぜか肉体美披露シーンもございます

原作では男性の主人公ですが、女性にチェンジ(これが非常によろしい)

たとえ架空のワイン登場でも、確実に一杯飲みたくなるのでお気に入りのワインを片手にどうぞ

『神の雫/Drops of God』公式山下智久さんインタビューはコチラ

よしひろまさみち
オトナミューズのカルチャーページ編集担当&映画ライター。おバカなコメディからおマジメ社会派まで幅広くカバー。ほんとにおもろいもんしか紹介しません。

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