FASHION

大人にちょうどいい「トレンドの適温」は加藤かすみが知っている!【前編】

トレンドをどう落とし込むのが正解なのか、その適温を一番よく分かっているのが、スタイリスト・加藤かすみなのではないかと。「いつもとちょっと違うくらいでいい」というかすみさんの、今季リアルに取り入れたいトピックスを教えてもらいました。

【CROPPED KNIT】
ニットの丈が短いだけで
今年っぽさをアピールできる!

「春夏のランウェイで注目を集めていた、ヘルシーなおなか見せ。実際はというと、アラフォーにはなかなか厳しい〜(笑)。そう思っていたのですが、ニットなら意外といけちゃうかも! 肌が出る面積も少ないし、厚みという安心感もあるので、大人でも挑戦しやすいという訳。ということで、今年ニットを新調するならこの丈が断然オススメです」(加藤さん、以下同)

合わせるボトムはタイトなものより、ある程度ボリュームのあるものを選ぶこと。そうすることで、バランスよくリアルな感じで着られます。可愛いとは思いつつ、やっぱりおなかを出すのが躊躇われるという人は、中にタンクトップやロンTを仕込んでもOK。ニット¥49,500(アンスクリア/アマン)、デニムパンツ¥25,300(フレイ アイディー/FRAY I.D ルミネ新宿2店)

【WHITE TANK TOP】
インナーにはTシャツよりも
白のタンクトップをセレクト

「秋冬なのにタンクトップ!? とコレクションを見て気になっていたのですが、コートやジャケットの下に仕込むのにいいなって。いつもだとTシャツのところをタンクトップにするだけで、女っぽくなるし新鮮! それにアウター脱いだらタンクっていうのが、海外みたいでなんかいいかも」

アウターがムートンなら冬場も現実的にアリなコーデ。白のタンクトップにはメンズライクなスラックスを合わせて。なんなら靴もマニッシュなほうがおしゃれにまとまります。タンクトップ¥9,350(ファイブ アウェアネス/カレンソロジー 新宿)、ムートンコート¥47,300(ジャッキー/アダム エ ロペ)、スラックス¥20,900(シンゾーン/シンゾーン ルミネ有楽町店)、ローファー¥31,900(マリタン ヴェローナ/デ・プレ)

タンクの色は白一択で。Runway photos:左からPRADA, BOTTEGA VENETA, Chloé

【NO COLLAR JACKET】
クラシカルなムードの
ノーカラージャケットが気分

「テーラードジャケットをノーカラージャケットに替えるくらいの気持ちで取り入れてみてください。ノーカラーってコンサバなイメージがあるけど、他のアイテムをカジュアルにして、今季らしくボリュームのあるアクセをすれば洒落た感じに!」

オススメは黒のツイード。コンパクトなサイジングと金ボタンがポイントです。オールインワンの上部分を腰に巻くアレンジは、コーデ全体のカジュアル感をアップするのに最適。ボリューミーなチェーンネックレスをプラスすることでモダンな印象も。ツイードジャケット¥176,000、カシミアリブタートルネックトップス¥77,000、オールインワン¥176,000(全てブラミンク)、ネックレス¥28,600(ペリーヌ タヴェルニティ/ウィムガゼット ルミネ新宿店)

【BIG SHOULDER JACKET】
今季らしさを求めるなら
ビッグショルダーはハズせない!

「コレクションではパワーショルダーが目立っていましたが、実際に街で着ようとするとちょっと難しいですよね。でもすごく今年っぽい……! そうなったときに、パワショルまではいかないビッグショルダーくらいのジャケットが、取り入れやすくていいなって思います」

千鳥格子のジャケットは、モノトーンスタイルで。スポーティな小物をプラスするなど、正統派じゃない着こなしがポイント。ジャケット¥126,000(フォルテ フォルテ/コロネット)、ビスチェ¥3,990(ザラ/ザラ カスタマーサービス)、パンツ¥28,600(エイチ ビューティ&ユース)、キャップ¥27,830(イザベル マラン)、バッグ¥48,400(ZEMT/サードマガジン)、ローファー¥150,700(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

トレンドのひとつでもあるセットアップ。ベーシックでシンプルなものだからこそ、シルエットが重要に。ジャケットの肩がわかりやすく落ちていると、よりマニッシュに着られて様になりやすい。ジャケット¥33,990、ベスト¥22,770、パンツ¥27,940(全てアンクレイヴ ホワイト/アンクレイヴ)、机に置いたバッグ¥33,000(アポワン/ウィム ガゼット ルミネ新宿店) 

ウールのジャケットコートも今年ならビッグショルダーがオススメ。ロゴTにデニムといった超カジュアルなコーデもしっかりアップデートしてくれます。足元がボリュームのある靴だと、なお今っぽく。ジャケット¥108,900(イザベル マラン)、シャツ¥37,400(マディソンブルー)、ロングTシャツ¥14,300(シンゾーン/シンゾーン ルミネ有楽町店)、デニムパンツ¥29,700(サードマガジン)、ローファー¥174,900(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

肩幅の広さが今年らしさを物語る。Runway photos: 左からPRADA, LOUIS VUITTON, MIU MIU

いかがでしたか? 次回後半もお楽しみに♡

photograph:REMI HASEGAWA[s-14](model), MAYA KAJITA[e7](still), AFLO / styling:KASUMI KATO / hair&make-up:KOUSUKE HIROSE / model:RENA TAKESHITA

otonaMUSE 2022年11月号より

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