手元に執着してます【スタイリスト樋口かほりさんによる シンプル派のための重ね着ガイド】

シンプル派の我々も、今季はトレンドのレイヤードスタイルを楽しみたい。いつもの服がちょっと楽しくなる重ね着テクニックを、スタイリスト樋口かほりさんに教えてもらいました。
「胸元があいたニットで色っぽい、のもいいけれど、私はこんな、どカジュアルなスエットやメンズライクなシャツだけどネイルやジュエリーなど手元が女性らしい、という着こなしに心惹かれるんです。実は他のコーデでもずっと、気にしてます」(樋口さん)

「基本は黒のタートルネックニット。インとアウトでこんなに違う!」記事内ではカットソーの袖からアームカバーがのぞいた挙句、実はパティエラの細ゴールドチェーンリングを全指に着けてます。ちなみにアウターのグレイッシュなカーキ色とネイルのカラーもマッチ。ネイル、大事!

こちらも「基本は黒のタートルネックニット。インとアウトでこんなに違う!」から。シルバージュエリー派にはリングと、ニットの袖から見え隠れするブレスレット使いを推奨。カジュアルな服の質感とのマッチがいい。デニムジャケットの袖はラフにまくってボリュームを楽しんで。

「タートルネックニットは素材・柄で楽しさ無限大!」記事内での手元レイヤードテクニックは、シアーなリブニットとメンズライクなサックスブルーのシャツの袖口、そしてしっかりと厚手のカシミア混ニットの袖。手元のレイヤード要素が多ければ指にノーアクセでも満足感アリ。

こちらも「タートルネックニットは素材・柄で楽しさ無限大!」から。親指を通せるリブニットに、重ねたニットの袖をくるんと自然に巻かせて。アンティークっぽいモチーフリングで着こなしのムードが完成。目指す女性像とマッチするファッションジュエリーは持ち合わせておきたい。

手元のレイヤードに弾みをつけてくれるアームカバーも樋口さんが愛するアイテムのひとつ。イエローアームカバー¥8,910(ウィリアム ブラントン/スピック&スパン ルミネ有楽町店)、グリーンアームカバー¥11,000(ジェーン スミス/RHC ロンハーマン)
いかがでしたか? 樋口さんの秘蔵のレイヤードテクニック、続きをお楽しみに!
Photograph_CHIHIRO TAGATA(model), MAYA KAJITA[e7](still) Styling_KAORI HIGUCHI[KIND] Hair & Make-up_NOBUYUKI SHIOZAWA[mod’s hair] Model_YU HIRUKAWA
otona MUSE 2022年12月号より