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シックでドラマティック! 見逃せない2023SSコレクションブランドを編集部が独断でピックアップ

グッチ サンローラン ロエベ gucci saint laurent loewe 2023ssコレクション
ようやくデジタルではなくリアルなショーが開催されるようになったファッションウィーク。2022年はランウェイでも話題となったミュウミュウのクロップトップ×ローライズやボッテガ・ヴェネタの大きく編み込まれたイントレチャートなどを、街中でも目にした方も多いのではないでしょうか? 普段何気なく着ているアイテムも、実はコレクションからインスパイアされてデザインされているものがたくさん。そこで今回は、次のトレンドが生まれそうなメゾンブランドを一部ピックアップ。バレンシアガにドリス ヴァン ノッテン、グッチにバリーと見逃せないブランドはたくさんありますが、独断と偏見で個人的に見逃せないメゾンブランド5選を紹介いたします。

▶︎SAINT LAURENT

ロング&レーンのコンビが印象的だったサンローラン。今回もエッフェル塔を臨むトロカデロ庭園でショーが開催されました。 今シーズンは、1930年に初演された舞台の衣装がインスピレーション源になっているそう。コレクションでは、ムッシュ サンローランもコレクションで何度も登場させたという、頭からつま先までを包み込むようなチューブ状のドレスや、セパレートタイプになったものが数多く登場しました。どこかクラシックな印象を覚えながらも、透け感のあるリラックス素材を使用したり、大ぶりのアクセサリーを合わせたり、現代風に昇華されているのが印象的でした。フェミニニティを感じさせながらも、芯のある強い女性を表現していて、なおかつノンシャラン。憧れのパリジェンヌ像を体現しているようなコレクションでした。 今シーズンはファーストルックのように、ロングワンピ×ロングコート×タイトめなヘアスタイルを真似したい!

▶︎LOEWE

ショーのインビテーションが生花のアンスリウムだったというロエベは、まるでオブジェのように見える自然界の産物であるこの花に惹かれたそう。 ファーストルックは、映画『WAVES』で注目を集めたテイラー・ラッセルが登場(ティモシー・シャラメと共演した『Borns And All』も要チェケです)。フロントのみワイヤーで膨らませたベルベッドのドレスに、片足にだけあしらわれたアンスリウム。ドレスとヒールという一見スタンダードにも思えるスタイルに、デザイナー ジョナサン・アンダーソンのエッセンスが加えられていて、見ていてなんだか幼少期に戻ったかのようなワクワク感を覚えました。 他にもキッズサイズなの? と思うようなミニドレスや、ピクセルで描いたようなグラフィックがあしらわれたトップ、しぼんだ風船をたくさん集めたようなパンプスなど、どれも素敵すぎて目が追いつきませんでした。 ネクストシーズンはミニドレス×ヒールのコンビや、大人の遊び心をくすぐるような、ちょっとキッチュなアイテムを取り入れたコーディネートを参考にしたいですね。

▶︎BOTTEGA VENETA

デザイナーがマテュー・ブレイジーに代わってから2シーズン目のボッテガ・ヴェネタは、パレットに絵の具を広げたような色鮮やかな会場でショーが開催されました。 ショーの序盤には我らがミューズであるケイト・モスが登場し、会場を沸かせました。そして驚くのは彼女の登場だけではなく、彼女がなにを着ているか。そう、オーセンティックなチェックのシャツにデニムと思いきや、それらをレザーで見立てたトロンプルイユ(だまし絵)なのです! 前シーズンの白いタンクトップにウォッシュデニムのルックもセンセーショナルでしたが、こちらもトロンプルイユなんて驚きが隠せません。 他にもスリットや切り替え、巧みなレザーなどのファブリック使いに惚れ惚れするアイテムがたくさん! ここ近年のトレンドセッターともいわんばかりの勢いがあるボッテガ・ヴェネタ。今シーズンはどんなものが流行るのか、見逃せないブランドです。

▶︎GUCCI

今シーズンのグッチのキーテーマは“ツインズバーグ”。約200年前に一卵性の双子によってつくられた、アメリカのオハオイ州に実際にある町の名前だそう。デザイナーであるアレッサンドロ・ミケーレの母が一卵性の双子であったことからインスピレーションを受け、スタートしたそう。 オリジナルとコピーの関係性にフォーカスするために双子を起用したそうで、お互いが補完しあう関係性を見出したかったのではないかと考察できます。オリジナルがあることでコピーが作られ、コピーがあることでオリジナルの存在が証明できる…… と、解釈の余地があるのもファッションの醍醐味。ほかにも映画『グレムリン』のキャラクターであるギズモのぬいぐるみがバッグから飛び出していたり、スカートやシューズにもあしらわれたりして登場。ミケーレの折衷主義が今回もふんだんに取り入れられていて、観ているものを飽きさせないような、まるで夢を見ているようなショーでした。

▶︎VALENTINO

鳥肌が立つほど美しかったヴァレンティノ。前シーズンは、デザイナーのピエールパオロ・ピッチョーリがパントン社と共に作り上げた「ピンク PP」とブラックの2色で構成されたショーが印象的でしたよね。 今回のコレクションは“多様な肌色の美を称える”をテーマに、まるでモデル一人ひとりに合わせて作られたかのような絶妙なカラーパレットや、生地をたっぷり使用したしなやかなフォルム、肌に寄り添うようなシルエットなど、まるで一本の映画を観ているかのような満足感を覚えました。無駄な装飾を排したミニマムなシルエットゆえのラグジュアリー、トラッドでいてモダン。普遍的とも思える美がピエールパオロによって再解釈され、観るものを魅了します。そして最後にはデザイナー自身が先導し、外へと誘います。ああ、ここにいたかった……と、心の底から現地にいた方々を羨ましく思いました。 今シーズンは大きな白シャツを一枚で着たり、シンプルなブラックドレスを一枚でサラリと着こなすのも素敵だな、と思いました。

otona MUSE S

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