「欲しい物は、自ら働いて得る」を体現しているエグゼクティブ６人に、自分のスタイルを形作るうえで欠かせないものや、それらとの出会いをインタビュー。行動力と好奇心に満ちた彼女たちのお買い物考から、パワフルな秘訣を伺い知ることができるはず！ ５人目はAMERI／Ameri VINTAGE ディレクター・黒石奈央子さん。

「20代のころは海外ドラマ『SEX AND THE CITY』の主人公・キャリーのように、成功して欲しいものを自由に買えるような女性になりたいと、彼女を目標に仕事を頑張っていました。お買い物の仕方は、昔は可愛いか可愛くないか、欲しいか欲しくないかで決めていましたが、会社が大きくなった今、 “自分が好きなもの”ということはベースにありつつも、資産価値があるかということを考えて購入することも多くなった気がします。


元々アートには興味があり、実は今着ているドレスにも、女性のからだのモチーフが施されているんです。直近では草間彌生さんのパンプキンをオークションで購入することができました。30代になってからはアートの他に腕時計や車にも興味を持つようになり、自分でも思考がメンズっぽいなと実感しています。よく纏う洋服はシンプルなものが多いので、それに合わせてジュエリーはシルバーやゴールドなど、有機的なフォルムのものやアクセントになるようなものが多いです」

「何かを成し遂げたからご褒美に、というより、欲しいと思ったタイミングで購入しています。最近は以前から欲しいと思っていた草間さんのモノクロのパンプキンが出品されていたので、インテリアとして飾っても可愛いだろうと思い、思いきって購入しました」

「AMERIのファーストコレクションには間に合わなかったのですが、ブランド立ち上げ当初にデザインしたドレスです。あとはAMERIを有名にしてくれた大きな花がアイコニックなアマンダ柄のスカート」

「スタッフのみんなを養っているんだと思い出して、気持ちを奮い立たせています（笑）。他にも海外に行ってインスピレーションを得たり、リフレッシュしたり。あとはエルメスのバーキンを買うことを目標に、やる気を保っています」

「最近集めているのは腕時計。30代になってから、漠然と素敵な腕時計が欲しいと思うようになって。初めて購入したロレックスに加え、今ではこの3本を気分で着け替えています。ものとして可愛いし、これも投資のひとつかも」

「ブランド立ち上げ当初より目標にしている、AMERIのショップをNYにオープンさせること。あとはマイホームも欲しいし、ベントレーのベンテイガが、家族や子どもを持ったときに大きくて乗り回せる車としていいな、と思っています」

次回ラストは、パリジェンヌビューティーグループ 代表・清水小夜香さんの「お買い物考」をご紹介します。お楽しみに！