【神木隆之介・浜辺美波】「続編があると聞いたときは『ほんとに?』でした」映画『ゴジラ-0.0』11月3日公開!

2023年『ゴジラ-1.0』(ゴジラマイナスワン)からちょうど3年。11月3日のゴジラの日に、待望の続編映画『ゴジラ-0.0』が公開されます。製作・配給はもちろん東宝、監督は山崎貴さん、VFXプロダクションは白組。日本ではもちろんアメリカでも大ヒットし、世界興行収入は140億円を突破。受賞も数えきれないほどですが、第96回米アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した際はまさに日本が誇る特撮映画、日本が誇る、ゴジラ!
今作の舞台も戦後の東京。主人公のパイロット・敷島浩一を演じる神木隆之介さんと、空襲で家族を失い預けられた女児と必死で生きるヒロイン・大石典子を演じる浜辺美波さんに貴重過ぎるお話を聞かせていただく機会を得ました。ネタバレなし! 前作を見返しながらお楽しみください。聞き手は映画ライターのよしひろまさみちさんです。

『ゴジラ-0.0』
story ゴジラを海に沈めた海神作戦から2年。敷島(神木隆之介)と典子(浜辺美波)は明子(永谷咲笑)とともに静かな生活を送っていた。そんなある日、新たな怪獣が出現し、野田(吉岡秀隆)率いるチームが動くことに……。
監督・脚本・VFX:山崎貴/出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、佐々木蔵之介、國村隼、田中美央、安藤サクラ、長澤まさみ、田中泯、吉岡秀隆 ほか/配給:東宝/公開:11月3日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
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――前作から3年、撮影を入れると4年くらいになりますが、あれだけの大ヒットをした作品の続編の企画。たしかに続きがあるようほのめかしてはいましたが、最初にこの話を聞いたときはどう感じましたか?
神木 話を聞いたとき「ほんとに?」って思いました。
浜辺 前作のプロモーション活動中に、噂を聞いたんですよね。続編があるかもしれない、って。でも、噂ですし、そもそも前作の公開前ですから、聞かなかったことにして。
神木 僕も何も聞いてないですよ、という感じで(笑)。

――それであの特大ヒット。で、実際に始動してみてからは?
神木 僕たちはあの話にまさか続きがあるなんて思っていないで撮っていたので、正直驚きましたし、嬉しかったです。が、その反面、また敷島が抱えている心の傷やら恐怖をまたやらないといけないのか、というプレッシャーもありました。それで脚本を読んでみたら、敷島が前作よりも楽しそうに生きているって感じたんですよ。前作の敷島は罪の意識のカタマリみたいな人だったので。それが今作では、家族という守るべき居場所を見つけることができたおかげで、より人間らしく生きている印象を受けて、僕の勝手な考えなんですが「報われたな」って気持ちになったんですよね。
浜辺 私も前作の撮影時は続編があるとは思わずに挑んでいたので、この企画をいただいたときは正直に嬉しかったですし、どんな物語にするのか、どう盛り上げるのか、とかすごく興味が湧きました。それで脚本を読んでみたら……本当にびっくり。

神木隆之介さん演じる敷島浩一(しきしまこういち)は映画『ゴジラ-1.0』、『ゴジラ-0.0』の主人公。元・戦闘機パイロットの特攻兵。復員後は東京に帰るも自宅は空襲で焼失、母親も含めて家族全員が死んでしまったことを知る。その後闇市で典子と彼女が連れていた孤児・明子と出会う。前作では野田健治発案の民間によるゴジラ討伐作戦にパイロットとして参加。そして……!

浜辺美波さん演じる大石典子(おおいしのりこ)は映画『ゴジラ-1.0』『ゴジラ-0.0』のヒロイン。東京大空襲で被災し両親を失うと共に、同じく被害に遭った見知らぬ女性から、死の間際に赤ん坊の「明子」を託された。その後敷島と出会い、彼の家に住み着くことになる。前作では銀座にゴジラが襲来した際、敷島をかばって爆風に巻き込まれてしまう――が、奇跡的に一命をとりとめる。しかし右眼を負傷、首筋には黒い影のような不気味なアザが残っていた……!
――神木さんは敷島のことを「報われた」とおっしゃいましたが、浜辺さんは典子についてどう感じました?
浜辺 前作の典子って、じつはそれほど多くのシーンに出てこないんです。前半の家族パートはありましたが、生死不明な状態になってからラストで登場するという程度だったので、実際の出演時間が本当に短かったんです。なので、今回はかなり家族のパートが増えていたことに喜びを感じつつ、しっかりと彼らを家族として観られるように描いていけたらいいな、と思いながら挑みました。実際、家族のパートを深く描いていたことで、後半部での典子の心の動きにつなげやすかった、という印象があります。
――話題になりましたよね。ラストで登場する典子の首のアザ。
浜辺 そうなんです。VFXで奇妙に動いているあのアザが、今作では「これはこういう風に活かされるんだ」と。あの撮影のときは、脚本には書いてあるもののVFXで処理されていたので、私はほぼ何も知らないままだったんです。

――本編の完成版をご覧になったときの感想を。
神木 前作を観たときは「すげえ!」って思ったんですが、今回はもっと落ち着いて観られましたし、VFXが仕上がらないとどうなっているか分からないシーンは立ち位置と目線の確認してました。指示通りのところにキングギドラがいると「あ、指示通り!」っていう感じで楽しめました。
浜辺 それは本当に私も感じていました。VFXが多いので、試写を観るまで答え合わせできないのが歯がゆいんです。あとは、家族パートのところも表情のお芝居が帳尻あっているかな、とか心配だったんですが、それもうまくいっていて、ホッとしました。あと、本読みのときからキングギドラのシーンについては「ゲームっぽくはしたくない」って監督がおっしゃっていたんですが、本編を観てすごく納得しました。重量感というか、実在する感じが伝わってきました。

――山崎監督は前作のときと比べて、現場での指揮はいかがでした?
神木 前作のときもそうだったんですけど、VFXのパートがすごく多いので、監督がイメージするものを指示していただいて、それをふくらませないと芝居ができないんですね。しかも、CGで作る怪獣は現場ではモックアップが出てきて、デザインなどの確認をするんですが、それで撮影が止まる(笑)。それだけ気合いが入っていたということだとは思うんですが、熱量を感じましたね。
浜辺 グリーンバックに向かってお芝居する体験は前作でもさせていただいたので少々慣れたかな、と思っていたのですが、今回は全く分からないことがありました。前作以上に想像力が必要な撮影だったと思いますし、現場では答え合わせが全くできないので、完成した本編を観るまではずっと不安でした。
神木 ドキュメンタリー番組で観たんですが、白組さんのVFXのこだわりと実作業って本当にすごいじゃないですか。細かいところまで詰めて、質感にこだわって。今作でも監督の熱量はVFXに現れているんじゃないかと思いますね。監督の故郷で思い入れある場所みたいですから、怪獣到来は夢だったんですよね(笑)。

吉岡秀隆さん演じる野田健治ももちろん登場。前作では元帝国海軍将兵らを集めてゴジラ討伐作戦を計画。今作では『大型災害対策事務局』の局長を務めている。敷島を「敷さん」と呼ぶ。

長澤まさみさん演じる青山眞琴は『ゴジラ-0.0』に新しく登場するキャラクター。気象台から『大型災害対策事務局』に出向している天才気象予報官。ゴジラシリーズへの出演は実に22年ぶり!

田中泯さん演じる村上寛治も『ゴジラ-0.0』に新しく登場するキャラクター。戦争で心に大きな傷を負った生物学者で、敷島たちの味方なのか、敵となるのか……!

敷島家にて典子の手料理で晩酌しているのは、左から野田(吉岡秀隆さん演)、水島四郎(山田裕貴さん演)、秋津淸治(佐々木蔵之介さん演)、敷島(神木隆之介さん演)。前作から引き続きのキャストももちろん多数。配信などで見返してから映画館へ向かいましょう!

明子を演じる永谷咲笑さんも前作から続投。大きくなられました!
インタビューの続きは11月3日「ゴジラの日」に公開。お楽しみに!
『ゴジラ-0.0』のゴジラのスタチューはこちらでございます。前作よりさらに、強そうに感じます……!
この記事の画像一覧
Interview & Text_MASAMICHI YOSHIHIRO
Photograph_TOMOHIRO INAZAWA
Photograph:Godzilla statue_TAKAKI NAOKO
Styling_ SATOSHI YOSHIMOTO(神木さん)、YUMIKO SEGAWA[sharey](浜辺さん)
Hair & Make-up_AKIHIRO OHNO[ENISHI](神木さん)、George(浜辺さん)
衣装クレジット■浜辺さん
トップス¥49,500、スカート ¥36,300(共にバウム・ウンド・ヘルガーデン/エスアンドティ)
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。
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