あえて「笑ってください」と指示を出さなかった現場で【佐々木希インタビュー完全版】芸能生活20年間のストーリー
仕事の評価は、全て自分の責任だからこそ、自らの意志で決断したい

コート¥621,500、セーター¥250,800、パンツ¥205,700、シューズ¥254,100(全てザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)、ロングネックレス〈LOVE〉[YG]¥2,019,600、ウォッチ〈ベニュワール〉[YG]¥2,956,800、ブレスレット〈サントス ドゥ カルティエ〉[YG]¥841,500、リング〈トリニティ〉[WG×YG×PG]¥289,300(全てカルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)
地元の秋田でスカウトされ、芸能活動を始めたのが18歳のとき。芸能界からは程遠い場所にいたごく普通の女の子は、時代に愛され、あれよあれよという間にスターへの道を駆け上がった。「20代前半のころは、とにかく忙しくて。自分の意志がどこにあるのかも分からない、でも立ち止まって考える時間も余裕もなかった。華やかな世界にもなんとなくなじめなくて、“25歳になったら辞めよう”と思っていました」
しかし、自分で決めた“25歳”というリミットが近づくにつれ、心境に変化が。
「実は、少しずつ仕事が楽しくなってきていたんです。でも、自分で決めたルールを変えていいのか、そんなのは恥ずかしいのではないかと、重たい鎧を着ているような気持ちで過ごしていました」
迷う気持ちを、勇気を出して事務所に伝えたところ、「やりたいなら続けよう」と言われ、スッと心が軽くなったのを今でも覚えていると言う。
「今までと同じように続けるんじゃなくて、何かひとつちゃんとやりたい、自分の意志で仕事をしていきたいって思ったのは、そのときからです。当時、いただいたお仕事で、一番悔しい思いをしていたのが俳優業で。だからこそ、本気で演技をやってみようと決意したんです。全て自分の責任として、ちゃんと挑戦したい、頑張りたい。そんな風に思えるようになったら、少しずつ見える世界が変わりました」
photograph:YUKI KUMAGAI styling:NORIKO SUGIMOTO[WHITNEY] hair:TAKAYUKI SHIBATA[SIGNO]
make-up:YUKA WASHIZU[beauty direction] model:NOZOMI SASAKI interview:MIWAKO YUZAWA
※素材の略号:WG=ホワイトゴールド、YG=イエローゴールド、PG=ピンクゴールド
otona MUSE 2026年11月号より
EDITOR
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