【ネタバレあり解説】観た人それぞれにツッコミたくなること満載で最高『プラダを着た悪魔2』
前作よりもぶっ飛び感や可愛さが足りない! という声も聞こえておりますよ。ええ、たしかに。でもよ〜く考えて&観て。ファッションを知らないおぼこい時代のアンディが、着せ替え人形のようにシャネルやディオールを着まくったモンタージュシーンは、全てナイジェルのコーデっていう設定。今作は報道記者として成功したアンディが自分で選んだことに意味がある。そう考えると、編集部復帰初日のメゾン マルジェラのジャケット(古着)にリーバイスのデニムなんてめちゃ上級おしゃれさんだし、普段着がサカイやAcneってチョイスもすんばらしい。それもこれも編集部での経験とナイジェルの教えがあったからなのよねー。ノーブランドのセルリアンのセーターで満足していた大学卒業したてのコが、「長く着られるよいもの」を選ぶことができるようになったんだもの(寝起きのアンディが着ていたビョークのTシャツが現在プレミア価格になってるそうです。そこもかよ!)。

サンプルルーム、前作よりも狭くなってたの気づきました? これも世の流れ……(というか、こんな豪華な衣装部屋、日本の出版社にはありません!)
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。










