CULTURE

よしひろさん、「昨日なに観た?」
『ボーンズ アンド オール』

ボーンズアンドオール
ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ~。

『ボーンズ アンド オール』

監督:ルカ・グァダニーノ/出演:テイラー・ラッセル、ティモシー・シャラメ、マーク・ライランス、マイケル・スタールバーグ、クロエ・セヴィニー ほか/配給:ワーナー・ブラザース映画/公開:現在、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー中 ©2022 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.

★初恋映画好きな方へ★ 骨まで愛して、なんて歌もございましたが(古い)、骨まで愛しちゃう『ボーンズ アンド オール』が好き過ぎて、おかわりして参りました。ごっつぁんです。内容はググって。要は「人食い映画」です。だけどー、人食いは設定の一つでしかなくて、マジ純愛なのよ。しかも初恋。胸ズッキュン。 人を食べちゃう欲求を抑えられないガール&ボーイが、行くあてもなく旅しながら、人間社会に順応することは一生ない2人がズンドコと恋に落ちていく、というこのお話を、純愛と言わずしてなんとよびますか。人食いを他のマイノリティに置き換えると分かりやすいかしらね。突飛な設定に見えて、じつはそれは比喩でしかないのよー。 なんつったって、ティモシーの美しさたるや……。主人公のマレンちゃんが唯一心を開く男子リーくんがティモシーって、どんなラッキーだよ! とツッコミを入れながらも、なんせ美しい初恋。はぁ(ため息)。これがマジでズキュンズキュンくるのよ。このキュン死、どっかで感じたことが……と思ったら、『ぼくのエリ 200歳の少女』っていうヴァンパイア映画で感じたのと似てるの。気になる方、こちらもどうぞ。 ちなみにこれ、大人だけが楽しめるR18+指定。となると、人食いシーンがきつそうに聞こえるでしょ? それがそうでもないのでホラー苦手な方も大丈夫(指定がついたのは、別のことが原因なんですって)。あ、ホラー的なのは、監督&ティモシーのタッグ前作『君の名前で僕を呼んで』でティモシーのパパ役をしていたマイケル・スタールバーグが出てくるところと、おしゃれ番長クロエ・セヴィニーの登場シーンです。ここは覚悟して。これらだけは、あたしもゾワゾワ~だったから!

人食いティモシー。もうね、いるだけでエロいの。

ガール・ミーツ・ボーイの切ない純愛よん。

このシーンに要注意。この数分後鳥肌ぞわ〜!

よしひろまさみち
オトナミューズのカルチャーページ編集担当&映画ライター。おバカなコメディからおマジメ社会派まで幅広くカバー。ほんとにおもろいもんしか紹介しません。

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