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【裏話あり解説】めちゃ可愛くてエモいから!『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』

ネタバレすると面白くないので、事前に知っとくべき裏話

TVシリーズやキャラ商品でご存じの方は多いはず。『ひつじのショーン』が劇場版でやってきましたのよ。とりあえず可愛い。造形がひたすら可愛い。そして、擬音や悲鳴などはあるものの、基本的にはセリフがないので、言語の壁がないユニバーサル設計。そしてそして、手作り感満載のストップモーションアニメーション。この3拍子で、全世界の子どもたちと、一緒に観ている大人までを巻き込んで大人気キャラに成長したわけです。そんなショーンの劇場版『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』は、シリーズ初の試みで、なんとホラー映画風。とてもおもろい&可愛いので、裏話まぜまぜで解説しちゃいます。

ショーンがおくすりの開発で自分のことしか見えなくなり、ひつじたちは怯えております。

まず造形とストップモーションのこと。この作品を生み出したアードマン・アニメーションズってスタジオは、『ウォレスとグルミット』シリーズや『チキンラン』などを作っているストップモーション・アニメーション専門の老舗。ストップモーション〜ってなんじゃ? という方、授業中、ノートや教科書の端に絵を描いてパラパラ漫画やったことありません? あれですわ。あれを立体の造形でやって、映像にするという途方もない労力をかけたアニメーションのことをいいます。1秒あたり24コマ。ということは、ちょっとだけ動かして24枚写真を撮ってつなげると、1秒の映像になるんですね。は? つーことは、この81分の長編、いったい何枚の写真で……と思うでしょ。しかもよ。たとえばキャラのアップで表情を作るだけでも大変だっつーのに、引きの画だったら背景にある木とか自動車とか、同じフレームに入っているキャラ全部、ちょっとずつ動かさないといけないのね。ま〜じ〜で〜終わりの見えない作業! だけど、こうすることでしか得られない栄養がございましてな。それが手作り感の温かみなのよ〜。そもそも実写だし、ショーンたちが生きてるみたいに観えるのは、クリエイターたちの日々コツコツのおかげなんですね。

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WRITER

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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