ちょっとした時間があるとき、未見の映画やドラマに手を出したいんだけど、分かんないから好きなのを繰り返し観ちゃう……という方。映画ライターよしひろまさみちが実際に観て偏愛する作品を、本音でおすすめしますよ〜。

来ちゃったよ2024。年明け早々に地震、雷、火事が起きてしまい、皆さんの安寧を願いつつも、正直凹んでいるよしひろです。本年もよろしくお願いします。いきなりこういうこというのもアレですが、あたしのようなマインドになっている人はきっと多いはず。支援はもちろんするとして、まずは自分らの気持ちを保たねばなりませぬのよ。ということで、テレビの無限ループから逃れるために手にしたのは、発売されたばかりの「セックス・アンド・ザ・シティ 完全版　2-Film＆TVシリーズ　コンプリートBOXセット」！ ワーナーさん、ごっつぁんです（いただき女子←不謹慎）！

ええ、SATCですよ。続編の『AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章』も当然好きですが、オリジナルは何度観てもいい！ なんでこのタイミングで全部盛りセットか、というと、放映からなんと25周年を迎えたからなのです。ひぃ！ 四半世紀!! 最初に観てからもうそんな……と唖然としましたが、物語に古さがないのがSATCのすごいとこ。携帯電話とかパソコンとかのデジタルガジェットに時代を感じるものの、いやいや物語は普遍。自立した生活とアイデンティティの素晴らしさ、恋の理不尽、ライフワークバランスなどなど、シーズン1から見返していても、「これ、今もそうじゃん」って思うことばかり。しかもですよ、今となってはドラマ版のドレスコーデは古いどころか新しい！ つか、可愛い!! 全部単品で持っていたし、なんなら配信もされているけど、改めてボックスセットで見直して正解だったわ〜。あ、特典映像もモリモリですので、SATCを四半世紀バイブルにしている方は必携です。