「見えないはずのものが見えるって、ロマンがある」穂志もえか映画『Never After Dark』主演インタビュー
――愛里はいつもお姉さんと話していますし、それによって影響受けることもありますものね。
穂志 そうそう。あれってすごくいいですよね。孤独じゃないって思えますもん。
――こういう感じの作品だとよくあることですが、現場で怪現象は?
穂志 なかったですよ(笑)。ロケに使わせていただいたお屋敷は、すごく立派なんですけど、ずっと平和な雰囲気で。私が観てないだけかもしれないんですが、特に何も起きなかったんだと思います。つまらないかな(笑)
――いえいえ(笑)。起きてもらっても困るんで(じゃ、聞くなよ)。最後に穂志さんのキャリアについておうかがいしたいんですが。
穂志 私のキャリア、行き当たりばったりでしかないんですよ。
――マジですか?
穂志 ええ。
――行き当たりばったりで『SHOGUN 将軍』はないかと(笑)。
穂志 『SHOGUN〜』は結果がすごくよかったんですけど始まる前はどうなるかなんて誰もわかりませんでしたもの。そういう意味で言うとラッキーが重なっていると思ってます。
――てっきり計画的にキャリアメイクしてるものかと。
穂志 いえ、ぜんぜん。ただ、決断するときはスパッと速いです。自分の直感は大事にしているタイプですね。もちろん直感だけではダメなことはあるので、悩むことも多々ありますが、居心地のよさとか話の合致とか。ファーストインプレッションで得た直感は大事だなと思ってます。

――わかる……。最初に話し合わない人って永遠に合わないですよね。
穂志 そうなんですよ。結果的にはずっとかみあわないんですよね。でも、初めて会ったのにすぐに打ち解けたり、考えを共有できたりすると、長く続くお付き合いになっている傾向があります。
――キャリアメイクに悩んでいる人にアドバイスいただけます?
穂志 助言になるかどうか分かりませんが、私の身近なお話を。大学の同級生が最近美大に入ったんですよ。30代を迎えるにあたり、社会の一般的な常識にとらわれずに自分が幸せなのは何なのか、ワクワクするのはどこなのか、ってことを考えたうえでの決断。何か興味があることを始めるのに、年齢は関係ないからできるときに挑戦するべきだってことを、彼女から教えてもらった気がします。

『Never After Dark/ネバーアフターダーク』
監督・脚本:デイヴ・ボイル/出演:穂志もえか、稲垣来泉、賀来賢人、吉岡睦雄、正名僕蔵、木村多江/配給:TOHO NEXT/公開:6月5日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国順次ロードショー
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Interview & text_MASAMICHI YOSHIHIRO
Photograph_KAZUYUKI EBISAWA[MAKIURA OFFICE]
Hair & Make-up_AIKO TOKASHIKI
Styling_ERI TAKAYAMA
ドレス¥30,800、(コトハヨコザワ/オン・トーキョー ショールーム)、ヴィンテージのリング¥8,690(フィズ)
オン・トーキョー ショールーム 03-6427-1640
フィズ 03-5306-6552
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。



















