あなたを、私を「醜い」と判断するのは誰?一人二役で主演!韓国映画『顔 -かお-』パク・ジョンミンインタビュー

――『サイコキネシス ―念力―』の舞台挨拶の際に、『顔 -かお-』の原作漫画を受け取ったそうですね。
2018年のことでした。その際に「もしかしたらこれを原作にした映画を作るかもしれない」と聞き、「もし実現したら僕にやらせてください」とせっつきまして。監督はちょっとめんどくさそうな顔で「おお、わかった」という風にはおっしゃっていました(笑)。それから長い時間――7・8年が経ち、オファーをいただきました。その際に、「低予算だし約2週間で撮りきる映画だけど、参加する意向はありますか」と聞かれました。
――聞くところによると、仮にノーギャラでもいいから出たいとおっしゃったとか。すさまじい熱意ですね。
原作漫画に対してもとてもいい印象を持っていましたし、ヨン監督との信頼関係も積み上がっていた時期だったので、もう一度ご一緒できるだけでも本当に楽しくうれしいことでした。そのため正直、お断りする理由はなかったんです。ただ、「ノーギャラでもいい」とは、自分からは言っていません(笑)。

――ありゃ(笑)。でも、息子と父の二役を演じるプランはご自身が提案されたんですよね? ただでさえ2週間(13回の撮影)の超タイトスケジュールなのにさらにご自身を追い込んだ理由は何だったのでしょう。
最初は息子役としてオファーをいただき、OKして帰宅しました。そこでもう一度漫画を取り出して読んだのですが、俳優としての欲が出てしまいまして(笑)。息子はストーリーを進めるうえで重要な役どころですが、生き生きとした登場人物がひしめいているなか進行役として終始してしまうのではないかという懸念が湧いてきてしまいました。俳優としてはいくら辛くても、チャレンジできることがやっぱり一番うれしいものです。そこで監督にそれとなく「ちなみに……父親の若き日は誰が演じるんですか……?」と探りを入れたらすぐ察してくださり「1人2役も考えていますよ」と仰って下さったんです(笑)。そこで2人で話し合い、合意のもとでこの形に行きつきました。ポスターでも大きく扱われていますが、それくらい若き日の父はインパクトが強い役なんです。きっと多くの役者が演じてみたいと思うほどに。

公式ポスターがこちら。息子・ドンファンは右上にのみ、若き日のヨンギュは3カ所に配置されています。
Interview&Text_SYO
Photograph_KAZUYUKI EBISAWA[MAKIURA OFFICE]
EDITOR
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