「ヘビーな作品だからこそ、飛びこんでみたい」【榮倉奈々インタビュー】今秋12年ぶりの連続ドラマ主演
重厚な人間ドラマだからこそあえて飛び込んでみたい。その気持ちのほうが勝っていた。
「ヘビーな作品だからこそ、四の五の言わず、助走なしで臨んでみようと覚悟を決めました。逃げ場もないし、ごまかしもきかない。本当に、自分で自分を追い込んでいます(笑)」
それでも、出演を迷うことはなかった。
「出演するかしないかで悩むことはありませんでした。まずは挑戦してみよう、と。その先は脚本とちゃんと向き合っていこうと決めていました」
役と自分を重ねることは、あえてしない。目の前の相手を、自分の物差しで決めつけない。その柔らかなまなざしもまた、榮倉さんが長年大切にしてきたスタンスのひとつ。
「重ね始めてしまうと、『この人はこんなことはしない』『こんなことは言わない』と、自分の中で人物像を限定してしまう気がするんです。でも、自分と役柄とは違う他者だと思えば、もっと自由に受け入れられる。ずっとそんなスタンスで役と向き合っています」
その原点にあるのが、19歳で出会った廣木隆一監督の存在だ。
「愛情のある厳しい言葉を、本当にたくさんいただきました。何を言われたかというより、それまで当たり前だと思って疑いもしなかったことが、必ずしも正解ではないと気づかせてもらったことのほうが大きくて。自分が正しいと思っていることも、違う見方があるんだと学びました」

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photograph:YUSUKE YAMATANI[ende] styling:MEGUMI YOSHIDA hair:TOMOKO SATO
make-up:YUMI ENDO[eight peace] model:NANA EIKURA
text:HAZUKI NAGAMINE
EDITOR
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