心身のゆらぎ、不眠…【更年期】のツラさを穏やかに乗り越える「セルフケア」と「サプリ」まとめ

更年期は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が大きくゆらぐことで起こるからだの変化の時期。ホットフラッシュや不眠、気分の落ち込みなど、さまざまな不調に戸惑う人もいます。そこで今回、婦人科医・予防医学の専門家・植物療法士の3名に取材。からだのメカニズムから日常でできるケアまで、更年期を穏やかに乗り越えるヒントを教えてもらいました。
CONTENTS
更年期の不調は、女性ホルモンの分泌がゆらぐことで起こります。まずはからだの中でどんな変化が起きているのか、そのメカニズムを知ることから始めましょう。
更年期と女性ホルモンの基本 更年期の不調、まずは仕組みを知ろう
女性ホルモンにはこの2種類が

女性のからだは2つの女性ホルモンによってコントロールされています。エストロゲンは肌や骨、血管を守り、女性らしさや若々しさを保つ役割を担うホルモン。プロゲステロンは排卵後に分泌され、妊娠に備えてからだを整えます。「更年期に現れるさまざまな不調は、特にエストロゲンの分泌が大きくゆらぎ、減少していくことが関係しているんです」(石塚先生)
更年期は脳から卵巣への指令の不具合が起こっている状態
女性ホルモンは、脳の視床下部と下垂体、そして卵巣が連携して分泌されています。脳が卵巣に指令を送り、それに応える形でエストロゲンやプロゲステロンが分泌されることで、月経周期や体調のバランスが保たれているのです。「40代後半になると卵巣の機能が徐々に低下し、ホルモン分泌が不安定に。すると脳はこれまで通りホルモンを出そうと指令を送り続けますが、卵巣がうまく応えられず混乱状態になります。こうした脳と卵巣の“リズムのズレ”が、自律神経の乱れにつながり、ホットフラッシュや不眠、気分の落ち込みなど、さまざまな更年期症状として現れると考えられています」(石塚先生)
女性ホルモンは“脳からの指令”で作られている
若いときは…

脳と卵巣がスムーズに連携してホルモンを分泌
更年期になると…

卵巣の加齢変化により、ホルモン分泌がゆらぎやすくなる
不調を感じたら、まず婦人科で血液検査を

更年期の不調を感じたら、まず婦人科で血液検査を受けてホルモンの状態を確認することが大切です。「血液検査ではエストロゲンや卵巣に女性ホルモンを作るよう指令を出すFSH(卵胞刺激ホルモン)などの数値を調べることで、卵巣機能の変化や更年期の状態を客観的に把握できます。こうした数値を確認することで、自分のからだの変化を知り、適切なケアや治療を選びやすくなります」(石塚先生)
illust:AKIKO HIRAMATSU edit:HIROKA AMANO
otona MUSE 2026年5月号より
EDITOR
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