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「彼女は18世紀にしてフェミニズムだっただけ」『アン・リー/はじまりの物語』アマンダ・セイフライド

「彼女は18世紀にしてフェミニズムだっただけ」『アン・リー/はじまりの物語』アマンダ・セイフライド

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大ヒットミュージカル映画『マンマ・ミーア!』シリーズや『レ・ミゼラブル』など、ミュージカル映画には絶対この人、というのがアマンダ・セイフライド。歌唱力はもちろん、芝居、可憐なたたずまいなどなど、彼女でしか表現できない“歌って踊る”役柄で引っ張りだこ。そんな彼女が選んだ新作『アン・リー/はじまりの物語』は、ミュージカルだけど少々異色。18世紀に実在した宗教家アン・リーを主人公に、ジェンダーレスなユートピアを築こうとした彼女の半生を、ミュージカル仕立てで描いています。

Amanda Seyfried 1985年12月3日、ペンシルベニア州生まれ。10代からモデル、子役として活躍。2004年の『ミーン・ガールズ』で知名度を上げ、2008年の『マンマ・ミーア!』でブレイク。本作のほか、『レ・ミゼラブル』(2012年)など、ミュージカル映画では欠かせない俳優のひとりに。

「シェーカー教のことは彼らのコミュニティが発祥のシェーカー家具で知っていましたし、博物館や集落などがある街で育ったので分かったつもりでいました。が、彼らの運動がひとりの女性によって作られたことは知らなかった。この作品をきっかけに、アン・リーの運動はじつに純粋で前向きで、真に平等なユートピアを築こうとしていたことを学ぶと同時に、彼女があの時代の何を象徴していたのかを表現しようと思いました」

 

人間みな平等の概念がなかった時代にアン・リーが目指していたユートピアは、異端として見られ、ときにカルトとして扱われたことも。でも「アン・リーと仲間たちはカルトではないですね。18世紀にしてフェミニズムだっただけ」とアマンダ。「これは本当にすごいことだと思います。彼女の人生を掘り下げるにあたり、私自身もちょっと変わりましたから。これまでは、自分が無理してでも積極的に物事を終わらせたりして、プレッシャーを感じていたんですが、彼女を知ってからは自分ができる限りのことをするように心がけてます。そうすることで、自分自身にも思いやりを持てるようになりましたね」

伝記映画ではあるものの、コンテンポラリーなダンスと音楽で彩られた物語。まるでファンタジーのよう。「すごく風変わりだと思いますし、一般的に考 えられている伝記映画とは全然違います。私はミュージカル映画に出演する機会が多いほうですが、いつも思っているのは、ミュージカルにすることによって物語が伝わりやすく、そしてよりよくなること。だから、常に音楽がそばにある生活を送っているんですよ。家でも歌いますし、ギターを弾いて。子どもたちも楽器や作曲をしているから、常に歌ってるんですよね。きっと私が次にすべき役柄は、シンガーソングライターやステージでパフォーマンスをするミュージシャンなのかもしれませんね(笑)」

『アン・リー/はじまりの物語』
6月5日より全国ロードショー

story_18世紀イギリス。信仰に熱心なアン(A・セイフライド)は、肉体の振動によって魂を浄化させることで急速に信者を増やしていたクエーカー教の集会に参加する。そんなとき、授かった4人の子を亡くした彼女は、“女性の姿で生まれ変わった救世主”という啓示を受け、性と人種を超えたユートピアの創造を目指そうとするが……。

監督・脚本:モナ・ファストヴォールド/出演:アマンダ・セイフライド、ルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジー ほか/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン/公開:6月5日より全国ロードショー
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『アン・リー/はじまりの物語』

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  • 『アン・リー/はじまりの物語』 6月5日より全国ロードショー
  • Amanda Seyfried 1985年12月3日、ペンシルベニア州生まれ。10代からモデル、子役として活躍。2004年の『ミーン・ガールズ』で知名度を上げ、2008年の『マンマ・ミーア!』でブレイク。本作のほか、『レ・ミゼラブル』(2012年)など、ミュージカル映画では欠かせない俳優のひとりに。
  • story_18世紀イギリス。信仰に熱心なアン(A・セイフライド)は、肉体の振動によって魂を浄化させることで急速に信者を増やしていたクエーカー教の集会に参加する。そんなとき、授かった4人の子を亡くした彼女は、“女性の姿で生まれ変わった救世主”という啓示を受け、性と人種を超えたユートピアの創造を目指そうとするが……。

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text : Masamichi Yoshihiro photo : © Giulia Parmigiani

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1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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