【ネタバレあり解説】マイケル・ジャクソンは毒親の呪縛からどう抜け出そうとしたのか? 賛否両論の伝記映画『Michael/マイケル』
MJが毒親の呪縛をどうするか問題
超いいタイミングで来日キャンペーンをしてくれたおかげもあって、盛り上がってまいりました、MJことマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』。なんせMJの甥でジャーメインの息子・ジャファーが主演のうえに、83年にMJ自身が設立して彼のMVなどをずっと手がけているオプティマム・プロダクションズ(現在はMJの遺産管理財団が運営)が製作に入っている、いわばMJに関わった人たち公認の伝記映画(といいつつ、ジャネットは参加してないらしいんですけどね)。

「今夜はビート・イット」のMV撮影シーン。MTV時代を代表する一作ですわね。
本国アメリカの興収はすでに3.5億ドル超、世界興収はもうちょっとで9億ドルってところまできているから、最後の公開国となる日本でヒットしたら全世界のトータルは9億ドル超え間違いなしって言われております。ちなみにこの成績、現状では2026年興収ランキングで2位でございますのよ(1位はなんと『スーパーマリオギャラクシー・ザ・ムービー』の10億ドル超えなので、実写ではマイコーがトップ)。話題と成績だけでも、今年上半期を代表する作品で、このままいけばアワードシーズンにも関わること間違いなし。……ですがー、賛否出てるのよね。否定的に言ってる人たちの気持ちも分からないではないんだけど、この映画に対しては論点違いますので、そこをつっついちゃいます。
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。







