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【ネタバレあり解説】5作中で一番すごい。過去作すべてが伏線の大傑作『トイ・ストーリー5』

過去作全てが伏線の大傑作

本編を観るまで「えー、5って……もういいんじゃね?」と思っていたあたし、反省しなさい。と、観た直後に言いたくなった『トイ・ストーリー5』。そりゃ日本に先駆けて公開した本国ほか各国で大ヒットしてたのも納得だし、日本でもこれまでの洋画のオープニング記録を塗り替える大ヒットで爆走中なのも納得。なにがそんなええんや? という方。あたしの原稿を読んでくださいまし。

ボニーの家に来たばかりで機能フルスロットルのリリーパッド。敵なの?

まずですが、『トイ・ストーリー』シリーズ自体、2で終わってても全然よかったんですよ。というのも、CGアニメーションを劇場サイズに持ってきた祖・ピクサー・アニメーション・スタジオの長編デビュー作&シグネチャータイトルだけに、それを作ったジョン・ラセター以外は手出し無用だったんですわ。しかも、そうこうしているうちに、ジョンはピクサーだけでなく、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの面倒もみることになり、それと同時にピクサーでもクリエイターが成長し、新しいタイトルがどんどこ作られるようになったから、ますます『トイ〜』はお役御免! だったわけです。

 

ところがですな。時を経て3の企画があがり、当初はジョンが自分でやる、と奮起してたんだけど、彼の企画で『カーズ2』が同時進行。ということで、『トイ〜』の初期メンバーが引き継いで仕上げたんですね。これが想定以上の大ヒット&映画史に残る傑作として評価されちゃった(ちなみにこの当時まではジョンはピクサーの重鎮だったので、3の最終決定をしています)。完璧なストーリーとシリーズを締めくくることができるエンディングに涙したもんです。

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WRITER

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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