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【ネタバレあり解説】夢の完成度のアマプラ『プロジェクト・ヘイル・メアリー』にツッコミます

で、ツッコミ。変更点は「あまり」ない、と申しましたが、ちょっとはあるのね。そこが賛否分かれるところだと思うのよー。削ぎ落としちゃったなかでも残念だったのは2つ。ひとつ、グレースとロッキーの会話成立までの四苦八苦。ふたつ、死にかけロッキーのくだり。

 

まずひとつめ。ロッキーの言葉(ちょっとしたハーモニー音)が分からないグレースが、パソコンに音声パターンを記憶させて、英語に符合させていくっていうくだりなんだけど、映画だとこれが豪速。あっという間に会話できるようになっちゃうのよ。ところがロッキーとの出会いから意思疎通までに割かれたのは60ページくらい。すげー苦労してんのよ。ふたつめ。惑星エイドリアンの大気にいるタウメーバ採取のためにヘイルメアリー号を危険にさらしたことで、ロッキーがヘイルメアリー号の気圧と気温に出てきちゃう&それで死にかけるのね。映画でも小説でもこの物語で最大の見せ場なので、ページ数は言いますまい。それもあっという間。

 

これが原作者のアンディ・ウィアー先生。ヘイルメアリー号の撮影セットにもいらしてたのよ〜。

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WRITER

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

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