【小ネタバレ】ダウンタイムの世界にぶちこみたい〜! 映画『クレイフェイス』はDC初見でも大丈夫
んで、内容もよいのですよ。善人がダークサイドに堕ちて物語がスピンするっていう『スター・ウォーズ』から延々と受け継がれているSFファンタジーのパターンではあるものの、それって善悪が白黒はっきりしてる時代だからできたことなのよね。善悪の境目が今ひとつあいまい、グラデーションがあるからこそ、ダークサイド堕ちしたクレイフェイス=マット・ヘーゲンにも共感が生まれるという仕掛け。おまけに、商売道具の顔を傷つけられたマット・ヘーゲンに、救いの手を差し伸べるケイトリン博士も、彼女の婚約者で警察官のジョンも、みーんないわゆるピュアな善人とは違うってのもいい設定。いや、ほぼ善意で生きてるんだけど、生々しい我欲があるのよね〜。
最後、ちょいネタバレになりますが、怒りによって変幻自在能力をコントロールできることを知ってからのクレイフェイスは最高よ。そして何度でも言いますが、108分でキレイに終わるところも最高!
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WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。
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