「育児を優先して家具選び」スタイリスト・小山田早織のフルリノベーションしたご自宅拝見！
大好評だった部屋取材第一弾から早2年。今回もミューズ界隈のとびきりのおしゃれハウスを発掘してきましたよ！ 十人十色の個性溢れる部屋模様。インテリアの参考に隅々までチェックしてくださいね。五人目はスタイリスト・小山田早織さんのご自宅を拝見！
Dining
落ち着いて家族が過ごせる空間に、が
家づくりの最優先事項
テーブルはアルフレックス、椅子はvitraのものでコンランショップで購入。壁に掛けたアートは、ポスタークラブで見つけた。部屋の全てに統一感があり、美しい。
ソファはARMONIAのもの。カバーが取り外せ、交換できるので半年くらいで替えている。「子どもや愛犬との生活ではどうしても汚れがちなので、メンテナンスのしやすさが大切なんです」
壁は入居前からこの形だった。並べるものも基本的にはモノトーンでまとめてスッキリと。「モノが少ないほうが、掃除もしやすい」
ディスプレイも兼ねて、リビングに置いているのはルーム用のフレグランス。極力モノを置かない小山田家だからこそ、インテリアのポイントに。
まだ就学前の男の子2人がいるとは到底思えない、大人の落ち着いた空間といった表情の小山田邸。都内の閑静な住宅街にある、ヴィンテージマンションの一室。「この家に越してくる前は、もっと都心の高層マンションに住んでいたのですが、もう少し育児に向いた環境がいいなと探していて、見つけました。
入居前にフルリノベーションをしたそうで、「デコラティブな雰囲気が、自分たちには合わないなと感じて。人のメンタルを最も落ち着かせてくれるのはグレーだと聞いたことがあり、グレーを基調としたインテリアにしてみました。まだ子どもたちが幼く、汚したりもするので、家具も手入れしやすいものを基準にセレクト。一生モノのような大物と過ごすのは、もう少し先の楽しみに」
Bed Room
ミッドナイトブルーのアクセントクロスのカラーが深い眠りへと誘ってくれそうなベッドルーム。タイム＆スタイルで購入したベッドはクイーンとセミダブルを付けて、家族4人で並んで寝ている。
本物のように揺れるアクタスのキャンドルは電気式なので、枕元でも安心。キャンプにも持っていくアウトドア用のバルミューダのランプを読書灯代わりに使用しているそう。
Bath Room
バスルームの壁面はアクセントクロスを張ってタイル風に。ここは、他の部屋と異なりホワイトとブラウンでまとめている。必要なものは全て収納し、基本的に外に置かないスタイルはここでも踏襲。
Closet
洋服はアイテム別／色別に並べて掛けている。ハンガーは全てマワハンガーで統一。「ハンガーを揃えるだけで、収納は格段にスッキリしました。洋服は掛けたほうが上下の組み合わせも考えやすいはず」
ニトリのかごの中にはニットやルームウエアのスエットなどを入れて。ジュエリーボックスはザラ ホームで見つけたもの。小物も一カ所にまとめておくテクニックはマネできそう。
小山田さんといえば、気になるのはやっぱり収納。とくにクローゼットは職業柄衣装が多くなってしまうはずなのに、このスッキリさはさすがです。「とにかく基本は全て掛ける。全て可視化する。稼働しないものは持たない。これが基本ルールです。このルールを徹底することで無駄な買い物もしなくなりました。何より全て掛けてあることで、圧倒的に朝のスタイリングがスムーズなので、ぜひ試してほしいです」。収納好きが高じて、ドイツのマワハンガーとコラボまでしたそう。「満足できるハンガーができたので、ミューズの皆さんにもオススメしたいです（笑）」
My Idea!
装飾品は全てひと目で分かるように
「スタイリストの仕事のときって、借りてきたアイテムを全て並べてコーディネートを組むのですが、そのやり方が一番いいなと思っていて。なのでウォークインクローゼットには、靴もジュエリーも収納して、ここで全ての支度が整うようにしています」
2LDKの間取り図
小山田早織／ファッションからインテリアまでも手がけるスタイリスト。『ヒルナンデス！』ではファッションチェック担当として出演中。ブランドとのコラボプロジェクトも多数。2児の母。
次回は、スタイリスト・宇藤えみさんの自宅をご紹介します。お楽しみに！
photograph:KEIICHI / illustration:MIO YOSHIDA
otona MUSE 2023年8月号より
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