「ママ友付き合いは自分の境界線を保ついい学びの機会」【吉川ひなの】大人になってよかったこと
相手の機嫌は、自分の責任じゃない
──大人になるにつれて、人付き合いは変わりましたか? 昔より上手になれた、と感じる部分はありますか?
ひなの 最近ね、自分の思ってないことを言わないように気をつけているの。人間って、人間関係を円滑にしようとするから、相手のテンションに引きずられがちじゃない。絵文字いっぱいのLINEが来たら、こっちもなんとなく絵文字多めで返してみたり。でも、それって本当にわたしが言いたいことじゃない、って気づいてきて。「この人、ノリ悪いな」と思われてもいいや、って思い始めたところ。
ゆみえ “気を使う”って、まさにエネルギーを使うことなの。人は気によって動かされているから、気が使えないのは死んでいるのと同じこと。だから、自分が楽しく気を使えているなら全然いい。でも、疲れてしまう気の使い方なら使わないほうがいいと思う。要は、気の使い方にもセンスがあるんだよね。
ひなの わたしは、昔から相手の機嫌を取っちゃう癖があって、機嫌なんて取りたくないし、「あなたの機嫌はあなたで取ってよ」と思いながらも。でも、実際に不機嫌アピールをされると、自分のせいかもと責任を感じてしまう。誰かの不機嫌とわたしはまったく関係がないのに、全部自分の責任として引き受けてきちゃった。脳の回路としてでき上がってたんだよね。
ゆみえ 刷り込まれてきたものを、この年齢になって手放せているって、すごいことだよ。
ひなの やっと、やっと。今は、ママ友付き合いが自分にとっていい学びの機会だなと思ってるの。相手のペースに巻き込まれず、自分の境界線を保ちながら、本音でいられるように。子どもたちが幸せで、楽しくコミュニケーションできるのが何より大切だから、わたしの苦しさを持ち込まないようにしたい。ある意味、トレーニングをしている感覚かも。
interview: HAZUKI NAGAMINE [YUMIE]photograph:KENTARO OTSUKA hair:SHOTARO[SENSE OF HUMOUR] make-up:CHIHIRO YAMADA
otona MUSE 2026年7月号より
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。






