【河合優実・山崎エマ監督対談】親御さん、子どもに戦争や難民のことを分かりやすく伝えるチャンスです!映画『モンキービジネス』
――山崎さんはドキュメンタリーの監督だけに、フィクションのお芝居をされる河合さんとお仕事をご一緒するチャンスって、うまくハマらない限りは難しいじゃないですか。
山崎 そうなんですよね。だから、日本語ナレーションを引き受けてくださるって聞いたときは本当に嬉しかったんですよ。字幕版で河合さんのパートをやっているのは、サム・ウォーターストンさん(『LAW&ORDER』シリーズで知られる大ベテラン)なんですが、それこそ私が何のキャリアもないときに引き受けてくださって、それはそれは素晴らしいナレーションをしてくださいました。あのときのイメージとしては、絵本の世界観で安心できるおじいさんの声で語ってくれるのが理想だったのでお願いしたんですが、10年弱経ってみて今回の日本語吹替版を考えたとき、女性の声がいい、と思ったんですよ。それも、今を輝く女性で、子どもの耳になじむお声の持ち主、と。
河合 うわー……ありがとうございます!
山崎 こちらこそですよ! 第一候補ですもん。やさしい語りだけでなく、戦争のパートなど厳しい情景のシーンではちゃんと深みを出していただけて、私からはほとんど指示してないのにできてましたから。
河合 ナレーションのお仕事は他でもやらせていただいたことはあるんですが、そのどれとも違いました。やっぱり私自身がジョージに思い入れがあるっていうのが大きいのかもしれません。でも、やさしい声色のナレーションだけでなく、どんな年齢の方がご覧になっても、ナレーションで語りかける状況が分かりやすく伝わるように工夫をして。お芝居をするときともまた違った感覚で挑みました。

Interview&Text_MASAMICHI YOSHIHIRO
Photograph_KAZUYUKI EBISAWA[MAKIURA OFFICE]
Styling_HIROMI SHINTANI
Hair&Make-up_ TAKAE KAMIKAWA[mod’s hair]
河合さん衣装クレジット■スカート¥90,200(Mame Kurogouchi)
イヤーカフ¥9,350(STELLAR△HOLLYWOOD)
Mame Kurogouchi
http://www.mamekurogouchi.com/
STELLAR HOLLYWOOD
03-6419-7480
WRITER
1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。










