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【初めてのニューヨーク】「白タク」の洗礼で60,000円を支払うことに…俳優・清水みさとの旅エッセイ

何度も映画の中で見てきた街に、いま自分が混ざっている。もうそれだけで、歩いている間じゅう、ずっと嬉しかった。ブロードウェイは3本観た。なかでも完全に心を持っていかれたのが、マイケル・ジャクソンの半生を描いた『MJ』だった。

動きも声も歌声も、どう見てもそこにいるのはマイケル・ジャクソンで、本物が現れたのかと思うほどだった。主役のマイケルだけじゃない。ステージに立つ一人一人が発光していて、観た、というか、浴びた、の方が近い。英語で理解が足りないところは山ほどあるけど、涙が止まらず、手がちぎれそうなくらい拍手をした。絶対にまた観にこよう、と思った。

 


「また行きたい」は便利な言葉で、楽しかった時間をキレイに終わらせるためにも有効になる。でもわたしは、「また」と言ったら、本当にまた行きたい。そして翌年、もう一度ニューヨークへ行き、もう一度『MJ』を観た。こういう約束は、わりとちゃんと守る女なのである。

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photograph & text:MISATO SHIMIZU

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WRITER

タレント・モデル・俳優

タレント、モデル、俳優など幅広く活動。サウナ好きが高じて、「サウナイキタイ」のポスターをはじめ、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティーを務めるほか、TRANSIT「世界のサウナ巡礼記」、るるぶ「あちこちサウナ旅」、リンネル「食いしんぼう寄り道サウナ」、オレンジページ「本日もトトノイマシタ!」など多数の連載を担当。

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