「『自分と同じもの』を子に受け渡さないようにしようと思った」【吉川ひなの】子育てに思うこと
だからこそ、これからは“ちゃんと楽しんでいる背中”を見せていきたいと話す。
「まずは、どこかに素敵な方がいたら紹介してください(笑)。そろそろ真剣に考えなければと思っているので」
そう言って笑うひなのさんの軽やかさに、少し救われる。母であることも、自分の人生を楽しむことも、どちらかを諦めなくていいのだと、そのひと言が教えてくれる気がした。ひなのさんは、子どもたちに“そのままでいていい”と伝えながら、同時に、自分自身にも同じことを少しずつ許しているのかもしれない。
「長女を妊娠したときに、このままではいけないと思ったんです。自分の生い立ちも、芸能界に入ってからのことも含めて、このままでは同じものを子どもに受け渡してしまうかもしれないって。だから、そのときに“これは自分で断ち切ろう”と強く思ったんです。本を読んだり、自分を客観視したり、なぜこう感じるのだろうと掘り下げてきた。たぶん、それがなければ同じことを繰り返していたと思う」
今もなお、その作業は続いている。
「わたし、本当に相当なレベルで我慢強いと思うんです。でも最近は、“なぜこんなに我慢できたんだろう”ということを逆に掘り下げていて。そこを全て手放していきたいなと思って、さまざまなワークに取り組んでいます。最近はヒプノセラピーもやっているんですけど、とても面白くて。自分が心の底で思っていることが、驚くほどすらすら出てくるんですよ。『ああ、わたしはこう思っていたんだ』と、腑に落ちることが多くて」
自分のことを知ること。それは、ひなのさんにとって、子どもたちに伝えたいことでもあり、自分自身に対して続けていることでもある。
「子どもたちにも、自分に対しても、“本当はどう感じている?”と、その問いかけを持ち続けることが、健やかに生きる力にもつながっていくはず」

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otona MUSE 2026年6月号より
EDITOR
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