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韓国でパスポートを紛失。どうすればいい?何が必要?『緊急旅券』を取得したリアル体験レポート

実録!編集Yの2026年5月、『緊急旅券』取得の体験記

2026年5月、取れていなかった有給消化を兼ねて、私編集Yは友人と3名で東京から福岡へ飛行機で飛び、福岡からの~んびり釜山へ客船「ニューかめりあ」で渡って、釜山でグルメを満喫し、KTXでソウルまで移動してまたグルメやお買いものを楽しもう! という食いしん坊バンザイ旅を計画したんです。木曜日の朝に東京を出発し、日曜日の夜に帰国する3泊4日の旅程。6時間の船の旅は気の置けない友人たちと飲んでしゃべって本当にワクワクしましたし、釜山グルメは何を食べてもハズれなしで美味しいし、なにこれ天国、とご機嫌度はMAX。ですが今思えばおそらく、釜山に着いてすぐにパスポートを紛失していたようなんです。下手したら海に放り込んだ勢いで、すぐに。気づかず釜山でキャッキャしていた私がいただいたものは、ざっと下記です。

  • こちらはナッコプセ。タコとホルモンとエビの辛い炒め煮です。
  • 本当に美味しかったユッケ。奥の生肉はチャドルサシミというものです
  • うに入りわかめスープはあわび粥のお店で。
  • カンジャンケジャンは定食でいただきました。
  • カニの甲羅にごはんを入れて美味しさを吸わせて食べることを趣味にしたいです。

ナッコプセ、ユッケにウニ入りわかめスープ、カンジャンケジャン……皆さん、釜山は食の宝箱です。全部お値打ちで美味しかったです。このときはまさにこの世の春、天国を謳歌していました。このあと急転直下で地獄の思いをするとも知らずに……!

パスポートを紛失したことに気づいたのは、ソウルに着いたホテルのチェックイン時。金曜日の19時ごろでした。あれ。パスポートないかも。ちょっと待って、どこにしまったのかしら、アハハ、あとでスーツケースひっくり返してみるわ~!と余裕ぶっこいていたのですが、探せど探せど、ない。「パスポート、マジでなくしたかも」と青ざめて衝撃発言をする私に、旅慣れた友人Aは「よし、じゃ、ポリスレポート取りに行こ!」、しごでき友人Oは「さっきさー、警察署、ホテルの目の前にあったんだよね。治安いいじゃんって思ったの。ラッキー! 歩いて行けるじゃん」。私は警察署が目の前にあったことすら気づかず、ホテルを予約した責任感から必死で地図みてスーツケースをゴロゴロしていたのに……! 皆さん、持つべきものは視野が広く、ポジティブ&冷静かつ聡明な友人ですよ(涙)。

お世話になりました、ソウル南大門警察署。

お向かいはでっかいソウル駅です。

青ざめたままソウル南大門警察署に3人で駆け込むと、窓口にはニキビパッチを貼りつつも美貌を隠しきれていない、女性警察官の方がいらっしゃいました。「I lost my Passport」と拙い英語で説明をしたら「オモ……」と心を寄せていただきつつ、慣れた感じでスマホの翻訳機能を駆使し、「紛失した経緯を書いてね」と手際よく書類を出してくれます。失くしたパスポートの番号とか、どこで紛失したっぽいとか、これまた拙い英語で記載し、「紛失届は必要ですか?」と問われて威勢よくイエっス!と絶叫。大使館(といっても、すでに閉館していたので代理のお問い合わせ先でしたが)にご自身のスマホで入電して対応を問い合わせてくださったり、その後の手順について教えてくださったり、このお方、尋常じゃなく親切で、本当に泣きそうになりました。

 

ただ、この日は金曜日の夜。大使館の業務時間は平日の日中に限られます。帰国予定は日曜日の夜だったのですでに通常通りの帰国は不可。さらに、ニキビパッチ美女警官は気の毒そうな顔で、スマホで翻訳した衝撃の事実を教えてくれました。

 

「韓国は釈迦の誕生日で、次の月曜日は祝日なんです。大使館の営業時間は火曜日の朝から、ということになります」

釈迦の誕生日ですって? ちなみに、日本だとお釈迦様の誕生日って4月8日なのですが、韓国では旧暦でお祝いするため、2026年は5月24日がそれにあたります。5月24日が日曜日なので翌日の25日の月曜日が振替休日なんだってーと、後日友人Aが教えてくれました。

ちーん♪  帰国後、月曜日も火曜日もしこたま日本で仕事の予定があった私、完全に詰みました。よく韓国ドラマや映画でショックを受けてフラフラ~と倒れる登場人物がいるでしょう。あれ、まさにあれ。数十年ぶりにガチのめまいを感じました。悪あがきで日本の大使館にも電話して相談したのですが、どうにもならないとの回答。「仕事があるんです、帰らないといけないんです!」と懇願しても、決まりは決まり。パスポート失くしたおめえが悪いだろってハナシ!

 

そんなわけで金曜日の夜、どうにもこうにも火曜にしか帰国できなさそうな旨を上司に連絡しました。実はパスポート失くしちゃって、月曜日は韓国が祝日で最速でも火曜の夜にしか帰れそうにないんです……と平静を装って伝えると上司は、

  • 編集長W

    やっちまったねw まあ、ワーケーションしてくればいいじゃん。あ、ラーメン買ってきて! あと海苔!

……持つべきものは心の広さが太平洋な上司ですよ皆さん(涙)! 友人AもOも「いい会社だね~」「ラーメン好きなんだ、Wさんって」と、遅い時間になってしまった夕食のサムギョプサルを頬張りながらどうでもいい話をして励ましてくれます。とりあえず日曜夜と月曜夜のホテルを急いで押さえ、航空券を火曜日の夜発に変更し、ご迷惑をおかけする仕事関係者に陳謝してできる限りの対応策を講じ、緊急旅券取得のためこの後必要な対応策を確認したら……あとは開き直るのみ!!

 

シメの冷麺をつつきながら、私、今回のパスポート失くした経験、絶対WEB記事にして誰かの役に立てようと思うよ(本記事ですよ、まさに)……とボケ始めたら、友人Aは待ち構えていたように「ねえねえ、明日、警察署の前でピースしてるYちゃんの写真撮ってもいい? どっちにしてもさ、警察署の写真撮りに行こ! さっきはもう暗かったからさあ」とニッコニコ。友人Oは「実は女性警察官の方と格闘しているYちゃんを隠し撮りしようと思ったんだけどさあ、さすがに良心がとがめてやめたんだよねえ。やっぱり撮っておけばよかった!」と、完全にこの状況を楽しんでいました。焦ったり怒ったり落ち込まれたりするより100倍マシですが、類は友を呼ぶってこのことですね。正直、困ってはいたけど、内心「ちょっとオイシイぞこれ」と、思ってましたからね私も。

ソウル駅からちょっと歩きましたけど、美味しかったです、この分厚い豚肉。

翌日は失意の(フリをした)まま友人たちを市庁駅近くの豆乳麺の名店「晋州会館」にもナビ。夏の風物詩、コングクスを堪能しました。

というわけで、友人たちと予定通りの旅程を遂行しつつ、ひとり残ることになった私がやらなくてはならないことは結論から言うと下記でした。

 

・パスポート用の写真を撮る

・緊急旅券が必要な理由を証明する書面を用意する

・戸籍謄本を用意する

・発行の代金のため現金をそれなりに用意しておく

 

ちなみに「再発行的なことをするとは言っても、どこかに私のパスポートが落ちてると思うと気持ち悪いな、見つからないものかなあ……」と、警察が管理している遺失物サイト『Lost112 警察庁遺失物の総合案内』で滞在中、探し続けました。結局見つかりませんでしたが(マジで海に投げたんじゃないんか、私よ)、一日に何度もリロードしながら見ていると「パスポート失くしている人って結構いるのね」と仲間を見つけてちょっとホッコリしたり、「韓国の人って、パスポート拾ったら結構届けてくれるんだね。親切だなあ」とじーんとしたりしていました。韓国滞在時スマートフォンなどから閲覧できブラウザによっては翻訳機能を用いての検索もできます。必要な方はご活用ください。

  • 警察が管理している遺失物サイト『Lost112 警察庁遺失物の総合案内』
  • 警察が管理している遺失物サイト『Lost112 警察庁遺失物の総合案内』
  • 警察が管理している遺失物サイト『Lost112 警察庁遺失物の総合案内』
Lost112 警察庁遺失物の総合案内

また、韓国観光公社の電話案内にも大変に救われました。韓国国内からは1330のみ、海外からは+82-2-1330でつながります。案内に応じてプッシュボタンまたは、電話口で「ジャパニーズ プリーズ」とお願いすれば、日本語対応のオペレーターにつなげてくれます(不在時はあとでかけてね、と言われますが)。基本的には24時間対応なので、本当に困ったときは教えを乞うのも一案です。ただこちら、あくまでも観光客のサポートをする準政府機関ですから、問題の解決を詰め寄るようなことはせず「ご存じのことを教えてください」くらいのスタンスでお問い合わせください。ありがたいことですよ、無料で24時間対応で困った外国人の話を聞いてくれるなんて。

 

そして「帰国後すぐまた韓国に行かねばならない」ことの解決策が見つかっていなかったとき、「在韓日本大使館で緊急旅券の相談をするしかない」とヒントをくれたのは日本のパスポートセンターでした。私は東京の有楽町にあるパスポートセンターを利用しているのですが、必要があるならばお住まいの地域のパスポートセンターに入電して、正しい対策をお伺いするのも一手です。ただ、私わりかしそれなりに調べて調べて調べ倒して、この記事を作成しておりますので、本記事に記載していないこと以外のお問い合わせがあるならば、でいいかと思われます(国際電話の通話料もかかりますからね……)。

韓国観光公社

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EDITOR

37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。

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