PEOPLE

「DV加害者に女性みんなで復讐」これって是か否か!? 【吉岡里帆】映画『シャドウワーク』インタビュー

「DV加害者に女性みんなで復讐」これって是か否か!? 【吉岡里帆】映画『シャドウワーク』インタビュー

PHOTO GALLERY

作家・佐野広実の衝撃作が映画化! 配偶者や恋人、親から暴力を受けた女性たちを匿うシェルター<おうち>が舞台。一見、それぞれが平穏な時間を取り戻すべくひっそり暮らしていると思いきや……お互いのパートナーを持ちまわりで「始末」していた!?

 

ある事件を追うことで<おうち>の存在を知ることになった女性刑事・薫を奈緒さん、DVから逃れて<おうち>にたどり着き、私たちと同じ目線でその謎を目撃する紀子を吉岡里帆さん、のダブル主演! 女性たちによるサバイブクライムサスペンスの名作が2025年9月25日に公開されます。オトナミューズウェブは主演のひとり、吉岡里帆さんにお話を聞かせていただく機会を得ました。聞き手の映画ライター・よしひろまさみちさんは創刊からオトナミューズのカルチャーコーナーを担当。実は吉岡さんと10数年来のお仕事でのつながりがあり……インタビュー後半では貴重なお話も聞かせていただきました。映画ともども、最後までじっくりお楽しみください♡

『シャドウワーク』
story 夫の暴力から逃れた紀子(吉岡里帆)は、看護師の路子(美保純)に誘われてシェルター<おうち>にたどり着く。昭江(風吹ジュン)が率いるそこでの穏やかな共同生活で自分を取り戻していく紀子は、次第にそこで行われている犯罪の実態を知ることに……。
監督:吉野竜平/出演:吉岡里帆、奈緒、美保純、酒井若菜、ファーストサマーウイカ、佐月絵美、北村匠海、風吹ジュン ほか/配給:ショウゲート/公開:9月25日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
© 佐野広実/講談社 ©2026「シャドウワーク」製作委員会

――DV被害から逃れた女性たちが身を寄せ合い復讐計画を……とは、すごい設定かつ重いテーマですよね。脚本を最初に読んでどう感じました?

 

吉岡 まず女性に限らずですがDVに関する問題はとても重い社会的テーマだと思いますし、女性たちの秘密を抱えたシェルター、という設定がすごく興味深かったです。そこにかなりアグレッシブなエンタメ性も加えており、そのバランスのよさに引き込まれました。それに読み進めていくと、3段階くらいの多層的な構造になっていて、いい意味で予想を裏切られていくんです。これが映画になったらどんなふうになるんだろう、と思いました。

 

――演じられた紀子も夫のDV被害から逃れて<おうち>にたどりつきます。役作りに関してはどのようなプロセスを?

 

吉岡 監督と話し合いながら作っていきました。監督は私たち俳優だけでなく、他の部署の方の意見を取り入れながら作っていきたいとおっしゃられてたので、私も率直に感じたことや思ったことを提案するようにしていました。私自身は、紀子を含め、DV被害者の女性たちが「弱い存在」で終わらず、物語の中で変化と成長を遂げていくことで、人として魅力的に輝いていく、ということを念頭に考えました。<おうち>の組織犯罪は倫理的にダメなんですが、そこを清々しく感じていただけるようになればいいんじゃないかと思ったんですよね。

NEXT PAGE

Interview & Text_MASAMICHI YOSHIHIRO
Photograph_KAZUYUKI EBISAWA【MAKIURA OFFICE】
Styling_ MAKIKO IWATA
Hair & Make-up_Hitoshi NOBUSAWA

衣装クレジット:
ショートジャケット¥154,000、ドレス¥71,500(共にアンナ チョイ/アンナ チョイ クライアントサービス)、ピアス¥20,900、リング¥23,100(共にジュエッテ)、イヤカフ¥13,200、 バングル¥29,700(共にエテ)、シューズはスタイリスト私物

PEOPLE TOP

WRITER

1972年、東京都新宿区生まれ。大学在学中からゲイ雑誌『バディ』編集部で勤め始める。卒業後、音楽誌、情報誌、女性誌などの編集部を経て独立。『sweet』、『otona MUSE』(共に宝島社)で編集・執筆のほか、『an・an』(マガジンハウス)、『家の光』(家の光)、『with』(講談社)、『J:COMマガジン』(J:COM)など多くの媒体で、インタビューやレビュー記事を連載。テレビ、ラジオ、ウェブなどでも映画紹介をするほか、イベントでの解説、MCも。ゴールデングローブ賞国際投票者、日本アカデミー賞会員、日本映画ペンクラブ会員。

SHARE

  • x
  • facebook
  • はてなブックマーク
  • LINE

Googleでオトナミューズ ウェブをフォロー

Pickup

Weekly ranking

VIEW MORE