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オーティスが、アイザック・ヘイズがここに居た!メンフィスの【スタックス博物館】2026年最新レポ

オーナーがそんな感じだから、レコードショップ内はもちろん、レーベル内も「人種差別とは?」な雰囲気。スタックス・レコードを創世記から支えたバンドとなった『ブッカー・T&ザ・MG’s』は、オルガン奏者(と言いつつサックスとかも吹きます)ブッカー・T・ジョーンズを中心に、ギターのスティーヴ・クロッパー、ベースのルイス・スタインバーグ(64年からはドナルド・ダック・ダンが加入)、ドラムのアル・ジャクソンから成り、あえて明示するなら黒人・白人・白人・黒人の並びとなりますが、まあもう、そういうのはあんまり関係ないわけです。けれど時代は、世界史で習った記憶もおありでしょう『公民権運動』の真っ最中。1950年代から60年代半ばまで続いた、アメリカの黒人の基本的人権を要求する運動です。そして運動を先導したキング牧師が白人によって銃殺されたのもここメンフィス(しかも、現場はスタックス・レコードのメンバーが遊び場にしていた、ロレイン・モーテルという場所)。今よりももっともっと、黒人の方たちは大変だった時代なんです。

 

ですがどんな時代でも、純粋に音楽の元に集まった人たちは肌の色なんか気にしなかったんだなあ……と思いを馳せると胸がアツくなるわけです。そうだよ! 素晴らしい音楽の前では、レイシズムなんて無意味さ!と。あ、個人的には、肌の色で人を差別することそのものがナンセンスで、そういう思想まるごとなくなっちゃえと思っています。

アイザック・ヘイズがピアノに座り、スティーヴ・クロッパーが真顔でギターを弾いて……博物館の中に大きなパネルが展示されているので、メンバーに加わったつもりでぜひ記念撮影をしましょう。私はしました。ダブルピースしてやりました。

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otona MUSE Y

本記事内の情報は2026年3月に取材したものです。1ドル=165円で計算しています。

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