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金色の砂の海に満点の星空。「死ぬまでに行きたかった」【モロッコ】サハラ砂漠へ|旅女子連載

翌朝、日の出を見ようと思っていたのに、起きたら太陽がもう出ていた。昨夜あれだけ念入りに、ベルベル人に日の出の時間を確認したのにこのざまで、だけど、ベルベル人の適当さすら、「大らか」と変換できるくらいには、わたしの心は広くなっていた。

朝の砂漠は、圧倒的な静寂で、世界に自分しかいなくなってしまったみたいだった。オレンジ色の砂漠と真っ青な空。こんな強烈な配色のコントラストを自然は平然とやってのける。もしかしたら、わたしたちが「自然っぽい」と思って作っているもののほうが、よっぽど不自然なのかもしれないと思った。

 


昨日の星空やこの果てしない砂漠を見ていたら、世界は本当に広くて、わたしはちっぽけで、抱えていた悩みや考えごとなんて、申し訳ないくらい大げさに思えた。

 


と、格好つけて壮大なことを言いながら、せっかくサハラ砂漠まできたのだからと、かわいい思い出をあきらめきれず、寒気マックスなのに、用意していた薄手のワンピースを無理して着た。

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photograph & text:MISATO SHIMIZU

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WRITER

タレント・モデル・俳優

タレント、モデル、俳優など幅広く活動。サウナ好きが高じて、「サウナイキタイ」のポスターをはじめ、ラジオ「清水みさとの、サウナいこ?」(AuDee/JFN全国21局ネット)のパーソナリティーを務めるほか、TRANSIT「世界のサウナ巡礼記」、るるぶ「あちこちサウナ旅」、リンネル「食いしんぼう寄り道サウナ」、オレンジページ「本日もトトノイマシタ!」など多数の連載を担当。

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