2026年は狙い目。物価も安くて美味しい音楽の聖地【アメリカ・メンフィス】観光最新レポート

2026年3月、アメリカ・テネシー州のメンフィスを訪れてきました。メンフィス観光局の方いわく、国内はもちろんヨーロッパなどからも観光客は多いそうですが、アジアだと日本から訪れてくれる人もけっこういらっしゃるんだそうです。わかります。音楽の聖地・メンフィスは、ソウルミュージックの類が好きな私も一生のうちに一度は行きたいと思っていた「バケットリスト」のひとつでしたから。
ブルースやソウル、ロックンロールが生まれた街として知られるメンフィスは観光客にとって音楽的な遺産が多いことが最大の魅力と思われますが、物価も落ち着いていて住みやすいと、アメリカ国内で移住してくる方もけっこういるんだそう。そして2026年は新感覚のレストランや新たな施設が続々とオープン予定なんだそう。今回はそんな、生まれ変わりつつあるメンフィスのリアルを一瞬のぞいてきました。訪れた名所や体験談と共に、その魅力と今、訪れるべき理由をプレゼンいたします。
CONTENTS
ロックンロールが、ブルースが生まれた街だから【サン・スタジオ】

Photo:AFLO
メンフィスを訪れたら多くの人がまず予定に入れるのが【Sun Studio(サン・スタジオ)】の見学ツアーでしょう。1950年に音楽プロデューサーのサム・フィリップスが設立した録音スタジオで、ロックンロールというジャンルの最初のシングルがここで作られたことから、「ロックンロールが生まれた場所」として世界中に知られています。

ツアーは毎時30分にスタート。約45分の見学ツアーで、英語で説明されるので私レベルの英語力だとそこそこちんぷんかんぷんですが、展示物があるのでアバウトでも内容は伝わってきますよ。

終始楽しいムードですが真顔でペラペラとお話されています。
『サン・スタジオ』を語る上で欠かせないアーティストはなんといってもエルヴィス・プレスリー。2022年にエルヴィスの伝記映画が公開され、2026年5月にもライブ映画『EPiC/エピック エルヴィス・プレスリー・イン・コンサート』が公開されることで、近年また注目度が高まっています。

オースティン・バトラーがエルヴィス役を熱演し、英国アカデミー賞やゴールデングローブ賞の主演男優賞を受賞した話題作!
『エルヴィス』
©2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
U-NEXTで配信中
白人でありながら黒人のゴスペル音楽などから多大なる影響を受けたキング・オブ・ロックンロール。今回の取材ツアーでは立ち寄らなかったのですが、郊外にあるエルヴィスの邸宅『グレースランド』も、メンフィスの一大観光地です。

個人的にはエルヴィスの活躍の後に隆盛したソウルミュージックが好きなのでそこまでハシャげないのですが、うちの親なんかはリアルタイムでエルヴィスにキャー!って言ってた世代。1950年とか60年代に世界中にファンがいた、って、相当スゴイことですよねえ。
それ以外にもB.Bキングやハウリン・ウルフなど名だたるアーティストが「音がいい」とサン・スタジオで録音したそう。1階はおみやげコーナーで、ツアーのチケットを買うと2階にぎゅっと詰められた貴重な展示の説明を受け、地下1階の録音スタジオも見学させてもらえます!

1953年から1959年までラジオ放送されていたWHBQスタジオを、廃墟から発掘してきてサンスタジオの2階に2014年に持ってきたんですって。やることのスケールがデカいですよね、アメリカって。これは1954年7月8日、DJデューイ・フィリップスがエルヴィス・プレスリーのデビュー曲『That's All Right』を初オンエアし、爆発的ヒットのきっかけとなった伝説のスタジオです。『That's All Right』が録音されたのはもちろん……サン・スタジオの地下!

地下1階のスタジオにあるエルヴィス・マイクの位置で写真を撮ることも可能。同じ場所でエルヴィスが『That's All Right』を歌って録ったっていうんだから、ファンの方にはたまらないですね。
ブルースは、ここメンフィスを含むアメリカ南部の黒人コミュニティから生まれた音楽。それらと主に白人が奏でたカントリーミュージックなどを掛け合わせてエルヴィスが生み出した音楽を、黒人音楽と差別化したい意図があってロックンロールと呼んだんですってー。2027年は没後50年となるエルヴィス。関連映画が近年公開されて気になっている方も、ただただ音楽が好きな方も、押さえておきたいメンフィスのマストアドレスです。

1階には「ここにエルヴィスも座ってたんだよ」というスツールも。

黄色いレコードのマークがサン・スタジオのシンボル。Tシャツは1枚22ドル(日本円で約3,630円)と、昨今、ちょこちょこ海外の観光地でおみやげ事情を勝手にリサーチしているのですが、その中ではずいぶん良心的な価格だな~と感じました。
Sun Studio
見学ツアーのチケットは20ドル。ツアーの予約は先着順。
年中無休、ツアーの開始時間は毎日10:30、11:30、12:30、13:30、14:30、15:30、16:30。
5 歳未満のお子様はガイド付きツアーに参加できません。
メンフィス中心街からは徒歩はちょっと無理な距離です。Uberなどを利用しましょう。
otona MUSE Y
本記事内の情報は2026年3月に取材したものです。1ドル=165円で計算しています。
EDITOR
37歳、輝く季節が始まる! ファッション、ビューティ、カルチャーや健康など大人の女性の好奇心をくすぐる情報を独自の目線で楽しくお届けします。










